セガは、「PSO2 ニュージェネシス ver.2」(以下、NGS)のオフラインイベント「アークスサマーパーティー2024」を、8月24日に東京都港区にあるRED°TOKYO TOWERで開催した。

今回のイベントでは、7月10日にゲーム内に追加されたカードバトルゲーム「ラインストライク」の公式特別大会をメインに、アイナ役を演じる声優の諸星すみれさんとマノン役の宮本侑芽さんをゲストに招き、トークショーが行われるなど豪華な内容となっていた。
今回のイベントには、事前に募集したなかから抽選で選ばれた約130名のファンが会場内に集結。当日13時から「ラインストライク」の予選大会が行われ、そこから勝ち残ってきたふたりの決勝戦がメインステージで実施された。
こちらの記事では、当日の模様をレポートしていく。

「ラインストライク」公式特別大会の決勝戦は炎と氷の戦いに!?
今回のイベントで最初に行われたコーナーは、「ラインストライク公式特別大会『RED°TOKYO CUP』決勝戦」だ。先ほどもご紹介したように、ステージイベントが開始される前に予選が行われており、そこから勝ち上がってきた2名による決勝戦が行われた。
ちなみに、今回ゲストでも登場した公式VTuberのポポナさんも予選に参加したそうだが、結果を聞かれてあっさり「三連敗した!」と答えていた。どうやら、たんなるエキシビションというよりも、かなりゲームをやり込んで大会に挑んだファンが多かったところも敗因になってしまったようだ。

決勝に勝ち上がってきたのは、むんたそ選手とドールズ石井選手の2名だ。それぞれが対戦前の意気込みを語った後、すぐに決勝戦が実施された。今回の決勝戦は、「ラインストライク」のフリーバトルで行われている。勝敗を決するのは1戦のみという厳しいルールだ。しかし、ドローだった場合は再戦を実施、2戦目と3戦目もドローだった場合は、3戦合計の拠点の残りHPが多い方が勝ちとなる。

使用するデッキは、今回のイベントが行われた8月24日の時点で配信されているものから構築。また、決勝戦でも準決勝のときの使用されたデッキをそのまま使うという制限が付けられていた。むんたそ選手が選んだのは、ヒューイを中心にしつつも、高めのアタックを持つカードを揃えた炎のデッキだ。一方、ドールズ石井選手は対照的に氷のデッキとなっていた。

ガンガン攻めていくというタイプのデッキと、相手の出方をうかがいつつも適材適所でカードを配置していくデッキという、異なる戦術の戦いとなったこの試合。序盤、むんたそ選手は中央にカードを集めて攻めていく。その後縦横無尽に攻めるむんたそ選手であったが、ドールズ石井選手の戦術がハマリ、最後は中央の攻防に移っていく。
不利な状態に追い込まれてしまったむんたそ選手だったが、途中から形勢逆転したドールズ石井選手がそのままの勢いで決めて、優勝をつかみ取った。見事勝利したドールズ石井選手は、前日まで別のデッキを用意していたものの光と炎のデッキに勝つことができないことがわかった。そこで、今回のデッキを知り合いと共有しながら作りあげていったという。
対戦が終わった後で表彰式が行われ、優勝したドールズ石井選手と準優勝のむんたそ選手には、サイン入りのリアルカードと賞状が贈られていた。


諸星すみれさんと宮本侑芽さんによるトークショー!
続いて、声優の諸星すみれさんと宮本侑芽さんがゲストで登壇。「『NGS』トークショー」と題して、それぞれふたりにお題を出していくというスタイルでトークセッションが行われた。最初のお題は、アイナとマノンを演じた時の感想とアフレコ時のエピソードについてだ。

アイナはすごくできた子だと語るのは諸星さん。役を演じながらも、収録の度にアイナに引っぱられて前向きな気持ちになったと述べていた。一方、宮本さんは小さい頃から諸星さんと同じ事務所に所属していたものの、アイナとマノンのような間柄のキャラクターを一緒に演じる機会はあまりなかったので、それが嬉しかったという。
シリーズディレクターの濱﨑氏は、「NGS」が初めてディレクションで収録に携わることになった作品であり、最初にふたりのアフレコに立ちあったときに思ったことは、「あっ、本物がいる!」ということだったというエピソードを披露していた。
また、今回はダブルヒロインを作っていくということもあり、お互いにとって姉妹のような関係性になっていくことを意識していたそうだ。

最初にキャラクターを演じたときと今とで変化はあったかという問いに対して、諸星さんはアイナの成長速度がハンパなかったと振り返る。最初の頃はおどおどしているところもあったのだが、今は後輩を育成するまでに成長を遂げている。
マノンは初回収録のときから、濱崎氏からいろいろとあるという話を聞かされていたという宮本さん。しかし、最初にもらった台本ではそこまでのことは書かれていなかった。そのため、後々自分の心情を吐露していくのをわかりやすくするために、序盤では何かを匂わせるような演技をしていたそうだ。

昨年キャラクターソングの歌唱を行っているが、そのときの感想を聞かれたおふたり。ちょうど収録は1年ほど前に行われたが、諸星さんは収録のときのように歌自体も元気が出る曲だったので楽しかったという。また、宮本さんとデュエットの曲を出せたことも嬉しかったと素直な感想を述べていた。

朗読劇の台本&キャラクターはふでちん先生が描き下ろし!
トークショーが終わって次に行われたコーナーが「NGSスペシャル朗読劇」だ。こちらでは、諸星すみれさんと宮本侑芽さんのふたりに加えて、この日MCを務めていた長谷川唯さんとポポナさんの4人で、アイナとマノンが登場するオリジナルのストーリーで演技が披露された。

この朗読劇に使われた台本は、公式WEB漫画「せんとらるっ!」の著者であるふでちん先生がこの日のためにだけに描き下ろしたものだ。それだけではなく、朗読中に表示されるキャラクターも朗読劇のためだけにふでちん先生が描き下ろされたイラストが使われていた。

この朗読中のイラストはふでちん先生らしいポップな絵柄で、少しコミカルな台本とも見事にマッチしていた。そうしたこともあってか、ときおり会場内のあちらこちらからも笑いが沸き起こっていた。

諸星すみれさんと宮本侑芽さんが「ラインストライク」で対決!
ということで朗読劇が終わり今回のイベントはお開きに……と思ったところで、事前に告知がなかったシークレットとして、諸星さんと宮本さんが「ラインストライク」で対戦するというコーナー「ラインストライク SPエキシビジョンマッチ」が実施されることになった。
実は朗読劇の最後に、新カードお披露目とアイナとマノンがエキシビジョンマッチで対決へという展開でストーリーが終わったのだが、まさにそれをリアルな場で実現する形となった。ということで、今回は特別な試合として、9月のアップデートで追加予定のカードを加えた特別デッキで対戦が行われている。

9月に行われるアップデートでは、アイナやマノンなど、「NGS」のキャラクターたちのカードが追加されるが、今回のデッキでも、ラッピーとニャウ以外はすべて新しく追加されるカードを使用している。こちらのデッキの中には、歴代衣装のアイナやマノンに加えて、ラン、メリ、グレン、カヌイといったカードが含まれている。

対戦前に、新カードのスキルの一部も発表された。「ラン」と「マノン(氷)」は、「法撃支援」というスキルを持っている。こちらは、敵を弱体化する効果を1上げるというもの。パッシブスキルであるため、場に置いている間中効果が上がっていく。

続いて紹介された新カードが「アイナ(風)」だ。様々なリージョンを旅して成長したアイナをイメージしており、スキルは「走破」だ。こちらは、ターン開始時に自信を矢印の方向に移動させるという、パッシブスキルとなっている。移動するごとにATKが+1追加されていき、最大ATK24まで成長させることができる。

ということで、さっそく対戦がスタート。肝心な対戦では、初戦と2戦目ともに諸星さんが勝利して終了となったのだが、まだまだ出てきていないカードもあるということで、追加でもうひと試合行われることになった。こちらは宮本さんが意地を見せて、勝利を勝ち取っていた。
実はひと月程前に練習したときにも、諸星さんが勝ちまくっており才能の片鱗をみせていたのだという。この日のイベントのリハーサルでも、濱﨑氏に勝利していたほどであった。一方、宮本さんは前日の夜中3時まで「ラインストライク」を練習していたそうだが、最後にその成果が出たことを喜んでいた。

イベントの最後に、今後の予定について発表が行われた。「NGS」としては、初となる「長時間ゲーム実況番組」が9月13日20時から配信される。こちらでは、12周年の振り返りトークや「ラインストライク」の新カードを使った閃光プレイなど、12時間にわたり実施される予定だ。

また、「NGS Headline」が9月3日に放送される。こちらは「NGS ver.2」の9月のアップデート情報のほか、新たなコラボ情報、「ラインストライク」の補足情報も発表される予定だ。


シリーズディレクター濱﨑大輝氏インタビュー
すべてのイベントが終了したあとで、シリーズディレクターの濱﨑大輝氏にインタビューを実施した。

――今日のイベントを終えてのご感想をお願いします。
濱﨑氏:久しぶりの規模感のオフラインイベントに加えて、生放送も同時に行いました。「NGS」としては初めての取り組みでした。ユーザーの皆さんも楽しんでいただけたということで、ほっと胸をなで下ろしています。
こうした機会で、ユーザーの皆さんが楽しんでいるところを開発メンバーも直に見ることができました。この体験を、コンテンツ作りやサービスを続けていくというところに、しっかりと活かしていきたいと考えています。
――「ラインストライク」が7月にリリースされて、8月にすぐ公式大会が行われるというのは非常に珍しいケースだと思います。事前にいろいろと準備をされていたのでしょうか?
濱﨑氏:今回は完全に新規のコンテンツということで、「ラインストライク」を最大限に盛り上げることも含めて計画しました。たとえば、これまでと同じようにクエストを使ったりバトル系のコンテンツであったりすると、準備に時間がかなり掛かります。
「ラインストライク」自体はボードゲーム的なものであるため、なにかクエストを作ったり準備をしたりというコストが大きく掛かりません。「ラインストライク」の楽しさを皆さんに知ってもらうために、イベントができないかというところからスタートしています。
――今回は事前に応募してもらう形のイベントでしたが、もう少し大きな会場でもできたなという印象でしたか?
濱﨑氏:すごくありがたいことに、応募いただいた人数は多かったので、もう少し大きな規模の会場で出来たかなとは思います。ただ、準備期間的なものやプレイする環境を準備する都合もあり、コンテンツの最初のイベントとしてはちょうどいい規模感だったと思います。
――「ラインストライク」の大会で盛り上がったなということを肌で感じたと思います。今後、大会などを定期的に開催する予定はございますか?
濱﨑氏:クエスト系のコンテンツとは違って、新規で作る必要がないという部分では実施しやすいのかなと思っています。時期や頻度は明確にお答えできませんが、こうした機会は作っていきたいとチーム内で考えています。
――「ラインストライク」は、今後eスポーツ的に盛り上げていきたいといった構想はございますか?
濱﨑氏:eスポーツ的なというと風呂敷が大きくなるので(笑)。それにたり得るゲーム性はあると思いますが、そこまでは考えていないですね。今継続して遊んでいただいている皆さんが集まる機会になるほか、よりコンテンツを楽しんでいただくきっかけに作っていけたらなと思っています。
――今後、こうしたリアルイベントなどのご予定はございますか?
濱﨑氏:ハッキリお答えするのは難しい部分がありますが、これまでなら大きな箱でドーンと開催していました。少し規模を調整しながら、開催していくという試金石になるイベントだったと思います。この結果を踏まえて、同様のオフラインイベントや一緒にコンテンツを楽しみながら配信を応援してもらえるような機会ができないか、引き続き考えていきたいと思っています。

――「ラインストライク」のカードの情報は、公式に出るのはいつぐらいになるのでしょうか?
濱﨑氏:公式では9月3日の放送内で、こういうスキルのカードが出るという情報は発表します。あとは、映像もお出しする予定です。しかし、すべて網羅しているかというとそうではありません。カード情報などをサイトなどで見られるようになるのは、もう少し先になります。実装時期や意図に関しては、9月3日の放送で触れる予定です。

――本日はありがとうございました!
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