バンダイナムコエンターテインメントは、アメリカ・ラスベガスで現地時間7月19日から21日まで開催された格闘ゲーム大会「Evolution Championship Series 2024」(以下、「EVO 2024」)について、「鉄拳8」関連の最終日レポートを公開した。
最終日にあたる3日目の会場では「鉄拳8」部門の決勝トーナメントが行われたほか、追加キャラクターの「三島平八」や、「Tekken World Tour 2024 Global Finals」の東京開催などが発表された。
「三島平八」の追加に対する原田勝弘氏からのコメントも公開されている。
本レポートでは、こうした発表内容や、総エントリー数約4,650名の頂点を決める戦いが繰り広げられた決勝トーナメントの模様が届けられているので、ぜひチェックしてほしい。
以下、発表情報をもとに掲載しています
第3弾追加DLCキャラクター「三島平八」が今秋ごろに登場決定!
3日目、「鉄拳8」部門の決勝トーナメント開幕に先駆けて、メインステージには、「鉄拳」シリーズ チーフプロデューサー/エグゼクティブゲームディレクターを務める原田勝弘、「鉄拳8」プロデューサーのマイケル・ムレイが登壇。
原田より、2024年秋ごろに実装予定の第3弾DLC追加キャラクター「三島平八」に関するPVおよび詳細情報を発表しました。
前作「鉄拳7」では、壮絶な戦いの末に息子である三島一八に敗れ去った平八。そんな彼がいかにして復活を遂げたかが語られるストーリーの追加チャプターも、平八の参戦と同時期に配信予定の無料大型アップデート内で実装予定となっています。
今回の発表に際してメインスクリーンにPVが映し出されると、会場からは「誰が追加されるのだろう?」とのざわめきが。その後、徐々に全容が明らかになっていき、PV内に登場した道着姿の人物が「三島平八」由来の技を使用したタイミングで多くの観客が勘付きはじめたのか、映像内で技が炸裂するタイミングに合わせて掛け声があがります。
そして、PVの終盤に印象的な口ひげがアップで映された瞬間に、「三島平八」の“復活”を確信した多くのファンから、会場を揺るがすような大歓声が巻き起こりました。発表直後の場内では、飛び上がって喜ぶファンや、隣の人と抱き合ってお互いの背中を叩き合うファンの姿も見られました。

「鉄拳」シリーズ チーフプロデューサー/エグゼクティブゲームディレクター 原田勝弘よりコメント

(「鉄拳8」ではプレイアブルキャラクターとして未登場だった)三島平八の復活を待っていた方も多いと思うのですが、我々としてもこの決断は簡単なものではなく、検討に検討を重ねたうえで、相当な覚悟をもって彼の復活を決めました。
それゆえに、平八が“ストーリー設定上どのようにして復活していくのか”や、“どのようなパワーアップを遂げたのか”といったストーリー設定の部分を、ものすごくこだわって作り込んでいます。“三島平八の復活”に説得力を持たせるだけではなく、ファンの皆さんに楽しいエンターテインメントとして受け入れていただけるよう、今回はメインストーリー自体にアップデートを加えるという新たな試みも行っています。
対戦におけるプレイフィールに関しても、新たな動きや技やコスチュームが加わることで、従来の“平八らしさ”を引き継ぎつつも、「鉄拳8」で新たに生まれ変わった平八を楽しんでいただけるようになっていると思いますので、ぜひご期待ください。
公式大会「TEKKEN World Tour 2024 Global Finals」が東京にて開催決定!
公式大会「TEKKEN World Tour 2024」における決勝大会「TEKKEN World Tour 2024 Global Finals」を、本年12月5日(木)~8日(日)にかけて、日本の東京にて開催することを発表しました。
「TEKKEN World Tour Global Finals」史上初の日本開催ということで、「TEKKEN World Tour 2024 Global Finals」の告知映像を見守った会場のファンは驚きを隠せない様子。

なお、「TEKKEN World Tour 2024 Global Finals」では、12月5日(木)と6日(金)にグループリーグを行い、最終予選を7日(土)、決勝トーナメント(トップ16)を8日(日)に実施いたします。
「TEKKEN World Tour 2024 Global Finals」開催概要
開催日程
2024年12月5日(木)~8日(日)
※日本時間
開催地
ベルサール渋谷ファースト
※最終予選の2024年12月7日(土)、決勝トーナメント(トップ16)の12月8日(日)のみ。観戦者の来場(無料)を受け付け。
「TEKKEN World Tour 2024」公式サイト(英語)
https://tekkenworldtour.com/
「TEKKEN Esports Tournament Portal」(日本語)
https://tekken-esports.bn-ent.net/?lang=ja
「TEKKEN World Tour(TWT)」とは
2017年から毎年開催されている「鉄拳」シリーズのeスポーツシーンで最も権威のあるトーナメントサーキット。世界各地の対戦格闘ゲームコミュニティが開催するトーナメントを通じて、全世界のプレイヤーがランキングポイントを競い合い、その年の世界最強プレイヤーを決定します。2024年シーズンは「鉄拳8」として初の開催となります。
「EVO 2024」は、「TWT」の中でも最大のポイント数を獲得できる大会「Master+」にカテゴリされています。
「鉄拳8」部門・最終日決勝トーナメントレポート
2日間にわたる予選トーナメントを経て、3日目の決勝トーナメントに進出した選手は以下の6名に決定。日本人選手の中からは、ウィナーズ側にケイスケ選手が、ルーザーズ側にノビ選手が、それぞれ勝ち残っています。
こちらでは、決勝トーナメントでの日本人選手の活躍を中心にお届けしつつ、「EVO 2024」の優勝者が決定するまでの経過をハイライトでお伝えします。
「EVO2024」「鉄拳8」部門・決勝トーナメント(トップ6)進出選手
ウィナーズトーナメント
・ZETA DIVISION|ケイスケ選手(日本)
・Falcons|ATIF選手(パキスタン)
・TM/RB|Arslan Ash選手(パキスタン)
・Dragons|Raef選手(サウジアラビア)
ルーザーズトーナメント
・TeamYAMASA|ノビ。選手(日本)
・KDF|ULSAN選手(韓国)
※“|”の前は所属チーム名、またはスポンサー名。
「EVO 2024」・「鉄拳8」部門決勝トーナメント大会ルール
「EVO 2024」の「鉄拳8」部門トーナメントではダブルエリミネーション方式を採用。ウィナーズ(勝者側)トーナメントのプレイヤーは1敗した時点でルーザーズ(敗者側)トーナメントへと移行し、ルーザーズトーナメントで再度敗北した時点でトーナメント敗退となります。
ベスト4までの各試合は、3ラウンド先取制の対戦を1セットとし、先に2セット取得したプレイヤーが勝者となります。ウィナーズファイナル(勝者側トーナメントの決勝戦)、ルーザーズファイナル(敗者側トーナメントの決勝戦)、グランドファイナル(ウィナーズファイナルの勝者とルーザーズファイナルの勝者が対戦する優勝決定戦)のみ、3セット先取制で行われます。
グランドファイナルは最大で2試合行われ、ウィナーズ側のプレイヤーは3セット先取制の試合に1回でも勝利した時点で優勝が決定。ルーザーズ側のプレイヤーが、3セット先取制の試合を2連勝した時点で優勝となります。
そのほか、ステージ選択は毎試合ランダム。各試合での使用キャラクター変更は、前の試合で負けた側のプレイヤーにのみ認められます。
ウィナーズ準決勝・第1試合 ケイスケ選手 vs ATIF選手
決勝トーナメントの1試合目では、日本人選手でZETA DIVISION所属のプロゲーマー・ケイスケ選手が登場。パキスタンの強豪プレイヤーATIF選手とのウィナーズ準決勝が行われました。それぞれの使用キャラクターは、三島一八(ケイスケ選手)、セルゲイ・ドラグノフ(ATIF選手)となっています。

ケイスケ選手にとっては追い込まれる展開が続く、厳しい立ち上がりに。対するATIF選手はケイスケ選手の放った勝負手をしっかり防ぎ切り、立て続けに2セットを連取。結果、ATIF選手がストレート勝利でウィナーズ側の決勝戦に進出することになりました。

ルーザーズ準々決勝・第1試合 ケイスケ選手 vs ULSAN選手
初戦で敗北したものの、ルーザーズ側からの勝ち上がりに望みをつなぐケイスケ選手。本日の3試合目として行われたルーザーズ準々決勝では、トップ6に進出した唯一の韓国勢であるULSAN選手との熱戦を繰り広げました。

ULSAN選手が使用するセルゲイ・ドラグノフに対し、ケイスケ選手の操る三島一八は一気呵成に攻め込んで幸先よく1セット目を取得。しかしその後はULSAN選手も盛り返し、セットカウントは1-1へともつれ込みます。
勝負の第3セットの開幕直前、ULSAN選手はスマホのカメラで会場をパシャリ。唐突な“記念撮影”に会場からは笑いも起き、これで波に乗ったのか試合は一気にULSAN選手のペースに。ケイスケ選手も必死の抵抗を見せますが、一歩及ばず。ULSAN選手の勝利となりました。
惜しまれながらもトーナメント敗退となったケイスケ選手ですが、試合中には絶えず「Keisuke! Keisuke!」とのコールが飛び交っており、試合後には「I love you,Keisuke!!」と叫ぶファンの姿も。世界中のファンからの応援を背に受けるケイスケ選手の活躍には、引き続き注目していきたいところです。

ルーザーズ準々決勝・第2試合 ノビ選手 vs Raef選手
直前の試合の結果を受けて日本人選手最後の生き残りとなったノビ選手が、4試合目に登場。ルーザーズ準々決勝のもうひとつの山としてRaef選手と対戦し、それぞれの使用キャラクターはセルゲイ・ドラグノフ(ノビ選手)、風間仁(Raef選手)でした。

「鉄拳」シリーズの競技シーンにおいて、長きにわたり活躍するベテランプレイヤーであるノビ選手。経験に裏打ちされた円熟味のある立ち回りでRaef選手を圧倒し、ルーザーズ準決勝への進出を決めました。

試合後、冷静な表情を保ったままガッツポーズを見せたノビ選手。仕上がりは上々のようで、ノビ選手のプレイングにただただ見入るしかないという様子の観客も多くいた印象です。

ルーザーズ準決勝 ノビ選手 vs ULSAN選手
6試合目に行われたルーザーズ準決勝は、ノビ選手とULSAN選手の対戦に。試合前のプレイヤーサイド決めで“じゃんけん”を行ったふたりは、“あいこ”連発の鍔迫り合いを見せるも、最終的に勝ったノビ選手が希望のサイドをゲット。対するULSAN選手も自身のコントローラーを掲げるパフォーマンスを見せて、会場を沸かせます。

初戦に続き、この試合でも好調を保ったノビ選手。同キャラクター対決を嫌ってULSAN選手が繰り出した麗奈をものともせず、強気に攻め込んで2セット連取。ルーザーズ決勝戦へと駆け上がりました。

ULSAN選手はトーナメント敗退が決まった後、天を仰ぎながら顔を手で覆う仕草も。そうした姿を見た観客たちは、温かい拍手と歓声でULSAN選手の健闘をたたえました。
ルーザーズ決勝戦 ノビ選手 vs ATIF選手
ルーザーズトーナメントで怒涛の快進撃を見せるノビ選手は、ルーザーズ決勝戦にてATIF選手を迎え撃つことに。

お互いがセルゲイ・ドラグノフを使用する同キャラクター対決となったこの試合。ATIF選手は、ここまで好調だったノビ選手の出鼻をくじくように、切れ味鋭いプレイングで1セット目を取得。さらに2セット目もストレートで連取し、ノビ選手を後がない状況まで追い詰めます。
3セット目を前に、大きく息をついたノビ選手。会場からは「Let's go Nobi!」、「Nobi,Please!」との声援を受けます。しかし、ノビ選手をもってしてもATIF選手の流れるような猛攻はしのぎきれず、セットカウント0-3でATIF選手の勝利に。この結果3位でフィニッシュとなったノビ選手は、ATIF選手をハグで祝福しました。

優勝決定戦 Arslan Ash選手(ウィナーズ) vs ATIF選手(ルーザーズ)
グランドファイナル(優勝決定戦)に進出したのは、前年度の「EVO 2023」における「鉄拳7」部門の優勝者であり、今回もここまでのトーナメントを無敗で勝ち上がったArslan Ash選手。対するは、彼と同郷のパキスタン人であるATIF選手です。

ウィナーズ決勝戦で相まみえた2名の再戦ということで、注目が集まったこの試合。リベンジに燃えるATIF選手は、相手のわずかなミスを見逃さず1セット目を取得。しかしArslan Ash選手もまったく譲らず、セットカウントは1-1に。
勝負の分かれ目となったのは3セット目。その第2ラウンドにて、お互いに体力ゲージがわずかの状況から、均衡を破って勝負手をねじ込んだArslan Ash選手。そのままセットを取り切り、優勝に王手をかけます。

その後ATIF選手が、この日初投入となるフェン・ウェイへと使用キャラクターを変更。セットカウントは2-2までもつれ込こんだものの、勝負どころで投げ技を通すなどATIF選手の猛攻を捌ききったArslan Ash選手が見事勝利しました。
かくして、「EVO 2024」・「鉄拳8」部門チャンピオンの座をつかんだArslan Ash選手。エントリー総数約4,650人の頂点に輝くとともに、本家「EVO」における「鉄拳8」部門の初代王者となりました。

グランドファイナル終盤、チャンピオン誕生の瞬間を間近で見届けようとする大勢の観客たちが集結。試合終了とともに、一進一退の激闘を繰り広げたArslan Ash選手、ATIF選手の両名に対し惜しみない拍手を送りました。

「EVO 2024」「鉄拳8」部門・決勝トーナメント最終結果
・優勝:TM/RB|Arslan Ash選手
・準優勝:Falcons|ATIF選手
・3位:TeamYAMASA|ノビ選手
・4位:KDF|ULSAN選手
・5位タイ:Dragons|Raef選手
・5位タイ:ZETA DIVISION|ケイスケ選手
TEKKEN(TM)8 & (C)Bandai Namco Entertainment Inc.
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