フロム・ソフトウェアとバンダイナムコエンターテインメントが共同開発するアクションRPG「ELDEN RING」のダウンロードコンテンツ「ELDEN RING SHADOW OF THE ERDTREE」の発売に先駆け、メディア向けの試遊会が行われたのでその様子をレポートする。
2022年2月25日に発売され、瞬く間に各国のゲーマーを虜にしたアクションRPG「ELDEN RING」。約2年の歳月を経て、ついにDLC「SHADOW OH THE ERDTREE」が2024年6月21日に全世界同時配信される。
発売を前にメディア向けの試遊会が行われ、レガシーダンジョンと中規模のダンジョン1つずつを約3時間のプレイで堪能できた。本作のスケールの大きな世界観とボリュームでは切っ先ほどしか味わえていないかもしれないが、掴んだ情報や気になる点をレポートする。

会場にはコレクターズエディションに付属するアイテムがずらりと並んでいた。とくに目を引くのが「串刺し公、メスメル」のスタチューと今にも動き出しそうなほど精巧な蛇の付いた兜。
パッケージ版のみの数量限定特典である「串刺し公、メスメル」が描かれた特装パッケージや本編序盤のガイドブックなど豪華なアイテムが付属。DLCのアートブック&デジタルサウンドトラックなどが飾られており、プレイ前から気持ちが昂っていた。


※今回のプレイには開発中のゲームデータを使用しています。
新武器種、追加要素ばかりで目が眩む
今回の中心人物となるミケラは、本編でも苦戦を強いられたとの声が大きかったマレニアと双子の関係にあるデミゴッド。そのミケラが向かったとされる“影の地”はマリカが神となり、黄金樹が生まれたとされる場所。その地で、ミケラが何をしたのかを探ることが焦点となっていた。



試遊会では複数のビルドが用意されており、新たな武器種や新魔術、祈祷をいくつか所持している状態でプレイできた。
その中でも個人的に気になったのは“投擲武器”なる武器種で、矢やボルト、FPの消費などもなく自由に投げられる新武器だ。所持していたのは投げナイフのような武器だったが、投げるだけでなくその場で斬りつけることも可能。射程は短めだが、リソース消費なしの牽制武器としてかなり便利だった。


また“格闘”と“獣爪”という2種の“拳”カテゴリに近い徒手空拳の武器も確認できた。どちらもリーチこそ短めだが攻撃速度に優れ、さらに戦技の破壊力があると感じた。とくに“格闘”の戦技は葦名の忍が使ってきそうなモーションをしていたので思わず笑ってしまった。葦名に心当たりのあるプレイヤーは公開された動画をぜひ確認していただきたい。

魔術や祈祷も新しいものが複数あったが、周辺の敵を数回引き寄せた後に爆発する重力系魔術が面白そうだと感じた。投擲時に6つの“雷の槍”が同時に召喚され、合計7本の閃光が敵を貫く祈祷や狂い火関連なども増えており、術師の記憶スロットの入れ替えが楽しくなりそうだ。

この他にも大刀や軽大剣、新たな調香瓶など新武器種、追加要素が随所に確認できた。ビルドの選択肢が増える嬉しさ、構築の時間がまたやってくると思うととても待ち遠しい。


また“影の地”でのみ攻撃力やカット率が高まる“影樹の加護”なるアイテムを確認できた。これは祝福で捧げることによって自キャラの性能を底上げするアイテムのようで、召喚する霊体と霊馬の攻撃力とカット率を高める“霊灰の加護”も存在。探索する上で見逃せない最重要アイテムになりそうだ。
幻影の墓標が並ぶ平原に何かを燃え上がらせている異質な巨人。獣人なのか人間なのかも分からない敵など、アイテムのテキストから推察しがいのある世界が今回も広がっていそうな点も見逃せない。“影の地”の黄金樹の麓には何があるのか、今からすごく楽しみだ。


試遊会は3時間という制限があり、レガシーダンジョンと中規模ダンジョンの攻略、ほんの少しの寄り道で時間が来てしまったが、“影の地”は想像している以上に広かった。
当然マップのすべてを把握できたわけではないが、「ELDEN RING」発売前のネットワークテスト版をプレイしてた時に感じた、とてつもなく広いマップのほんの一部を遊んで「今回のフィールドはめちゃくちゃ広いな!」とこれから体験する大ボリュームの冒険も知らずに感動していた頃と同じような気がしている。


DLCエリアへはあらかじめボス“星砕きのラダーン”と“血の君主、モーグ”を撃破しておく必要がある点に注意したい。それでは全世界同時配信の6月21日に“影の地”で。
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