4月27日より開催された格闘ゲーム大会「EVO Japan 2024」のフォトレポートをお届けします。
格闘ゲームの祭典「EVO Japan 2024」(以下、EVOJ)、皆様本当にお疲れ様でした。激闘に次ぐ激闘で大変盛り上がった本大会ですが、皆さん御覧になっていましたか?
選手として参加したという人や現地観戦に行ったという人もいるでしょう。ですが、「今年もオンライン観戦だけだったなぁ」という人も多いのではないでしょうか? 「現地は遠いし、選手として出る自信はないし、現地に行くメリットがわからないよ」と、そんな風にお考えの方もいるかもしれません。
ですが! オフライン大会にはオフライン大会にしかない“魅力”が沢山あるんです。そこで今回は、オンライン観戦しかしたことないという方に向けて、今回開催された「EVOJ」を筆者が散歩……もとい取材をし、体験した魅力の数々をお届けしていきたいと思います。現地で実際に参加された人は、思い出共有といった感じで楽しんでいただければ幸いです。

オフ大会の魅力1:お買い得商品が盛りだくさん!企業ブースがアツい
「EVOJ」くらい大きな大会になってくると、たくさんの企業が多様なブースを出展します。そこでは、未発売商品の先行販売や、限定商品の販売が行われたり、独自の企画を展開したりと、見て回るのが非常に面白いんですよね。
この企業ブースはオフライン大会ならではの魅力と言っていいでしょう。今回は、筆者が回ってみて面白かったブースをいくつかご紹介してみましょうか。


物販/製品展示系ブースをご紹介
HORI
まずは、アーケードコントローラーを筆頭に多くのゲーマー向けデバイスを開発しているHORIのブースです。今年は、新製品2種「リアルアーケードPro.V HAYABUSA for Windows PC」と「ファイティングスティック mini for Windows PC」の展示のほか、格闘ゲーム用のボタン配置が施されたパッド「ファイティングコマンダー OCTA」の販売が行われていました。
筆者も「HAYABUSA」タイプのアーケードコントローラーを長年愛用しており、そろそろ変え時かな、なんて思っていたので、今回の新製品は非常に注目です。高額商品が中心になってきたアケコン業界で、約15000円とミドルプライスで買える点も良いですね。

セイミツ/三和電子
主に筐体やアーケードコントローラー用のボタン製作をしているセイミツブースと三和電子ブース。セイミツブースの目玉商品は、EVOのロゴ入り限定レバーボールですね。いわゆるナス型に近いレバーで、クリアカラーがカッコいいです。オンライン販売もあったので、気になったらセイミツの販売ページを見てみましょう。
三和電子の方では、メタリックカラーのボタンや、メインタイトルに採用されたタイトルのキャラクターをプリントしたボタンが販売されていました。三和電子のボタンは押し心地が良く格闘ゲーマーに人気なので、初日で半分以上売れていた印象です。
Mad Catz
猫のひっかき傷のようなロゴでおなじみのマッドキャッツ。古くはときど選手、マゴ選手、ウメハラ選手というドリームメンバーのチームスポンサーなんかもされていました。

こちらでは、Tシャツとコントローラーのセット販売などが行われており、こちらがスタッフさん曰く“血涙もの”の大特価。筆者が購入したBセットは、TシャツとPC用Xbox型コントローラーがセットで4,000円というお買い得セットになっていました。しかも、こちらのコントローラー、とても4,000円のクオリティではなく、ボタンのライトアップ機能、背面ボタン、追加ボタン搭載と、普通に7,000円くらいで売っていそうなクオリティです。こういう掘り出し物に出会えると、ニコニコしちゃいますね。
QANBA
数社合同らしきブースの中にあったQANBA製品が面白かったのでご紹介。下の画像がその製品で、「静音アーケードコントローラー付きデスク」といった感じの製品となっています、自宅でゲームセンターさながらの環境を作れるわけですね。整備も簡単で、お値段約11万円。普通のビデオゲーム筐体なら20~30万円するそうなので、本格的に格闘ゲームプレイしたい! という人にはうってつけの商品です。
PCを繋ぐ形なので、格ゲーのみならずシューティングゲームやリズムゲームとの相性もいいですね。
ゲーム展示系をご紹介
EVOJでは未発売のゲームの体験ができるのも良いところですね。「リーグ・オブ・レジェンド」の2vs2格闘ゲーム「2XKO」、餓狼伝説シリーズの最新作「餓狼伝説 City of the Wolves」については、以下のリンクから試遊レビューをご覧いただけ増すので、良ければ見てみてください。
そのほかには、「HUNTER×HUNTER」を題材にした「HUNTER×HUNTER NEN×IMPACT」や、「スーパーロボット大戦」の登場ロボたちが殴りあう「アイアンサーガVS」の試遊が行われていました。
「NEN×IMPACT」については、開発会社のエイティングらしいハイスピードな格ゲーという感じでしたね。「アイアンサーガVS」は、ロボットらしく“搭載する装備によって使える必殺技が変わる”という仕様がなんともユニークです。ロボットらしくて良いですね。超必殺技がクールダウン制なのも特徴的でした。

オフ大会の魅力2:憧れのプロや有名人に直接会える!
オフライン大会といえば、“憧れのプロゲーマーや有名人と直接会える”という事も魅力です。当然、選手として東西南北のプロゲーマーが集合しているわけですから、ある種オフ会のような雰囲気が楽しめるのが大会の良いところです。
筆者が会場を巡っている中でも、多くのプロの方々にお会いすることができました。





と、このようにお手隙のプロゲーマーの方々にお声掛けし、写真を撮らせていただきました。筆者はキンバリーというキャラクターを愛用しているので、同じくキンバリー使いのナリ君選手にお会いできたのは嬉しかったですね。皆さんも推しの選手に会いに行ってみましょう。
ハイタニ選手なんかは、サインやツーショットが欲しい人々で長蛇の列ができているのをお見掛けしました。

一応の注意ですが、試合前の選手や対戦準備をしている選手、負けてしまった直後の選手などには、無理にファンサービスをお願いしないようにしましょう。格ゲーマーの皆さんならご共感いただけると思いますが、試合に負けた後というのは“煮える”という表現があるように、誰でもいい気分ではないものです。そんな時は、遠くから試合中の表情を撮るくらいにとどめておきましょう。
また、単純に試合戦後はスコア報告などで忙しいので、この場合も無理なお願いは控えましょう。


会場で会えるのはプロゲーマーだけではありません、オンラインでの知り合いに実際に会うチャンスでもあるのです。最近は、SNSで知り合ったりオンライン対戦を通して知り合ったりする機会が非常に多いですよね。
そんな人たちに、実際に顔を合わせて挨拶する絶好のチャンスがオフライン大会なんです。筆者も同い年で交流のあった友人や、度々配信にお邪魔していたヒッポさんにご挨拶できました。周りでも、「え、○○さん? 初めまして~!」みたいな会話を度々耳にしましたね。実際に会って話せるというのはやはり良いものです。

と、このように、オフライン大会というのは色々な人との縁を繋いだり、SNS上の縁をより強固にする素晴らしい機会です。ある種の“同窓会”的な雰囲気はこういったオフライン大会でないと味わえないものなので、未経験の方にはぜひとも味わっていただきたいところです。
オフ大会の魅力3:配信に乗らない試合も見放題!空気感も良い“現地観戦”
最後に、なんと言ってもオフライン大会に参加するメリットは“現地観戦ができる”という事ですね。「最近は配信もあるし、観戦こそオンラインでいいんじゃないの?」と思われがちですが、そんなこともないんです。
まず、配信に乗らない“プール”の試合を観戦できます。いわゆる予選にあたる試合ですが、配信に乗ってるのはごく一部の試合だけなんですよね。5000人から絞り込んでいくので、あっちこっちで色々な組み合わせの試合が発生します。

プールの試合は、選手の表情なども肉眼で見られるのがいいところですね。好きな選手がいれば、予選からドキドキを共有することができます。配信に乗らない試合で2日目、3日目に進出決定することも多いですからね。

また、現地ではサイドトーナメントの観戦もオススメ。種目によっては配信がないところもありますからね。さらに、大抵のサイドトーナメントは、大会前後でフリープレイを実施している場合が多いです。気になった種目は、空き時間で遊んでみるとすごく面白いですよ。
ゲームセンターの雰囲気そのままで皆楽しく対戦しています。この雰囲気がいいんですよ。これが。
東方シリーズの二次創作格闘ゲームや、永久コンボが見所の「北斗の拳」などなど、筆者もなかなか目にできないレアな対戦を見ることができました。
総じて、サブトーナメントって、“わかってる”人たちが集まったコミュニティ感がすごく心地良いんですよね。それでいて、ウェルカムな雰囲気なので、気になるタイトルがあったら勇気を出して声をかけてみましょう。きっと優しく教えてくれます。
格ゲーのみならず、パズルアクションゲームの「キャサリン」や、筐体を使った「太鼓の達人」の大会が行われていました。普段目にする機会の少ない“達人”たちのプレイは非常に見応えがありましたね。
メインタイトルの「ストリートファイターIII 3rd STRIKE」(以下、スト3rd)を筆頭に、筐体を導入して行われるトーナメントが多かったので、ある種巨大なゲームセンターといった雰囲気がありました。
個人的には、あの“大貫晋也”選手の春麗を生で見られたことが感動です。今年は「スト3rd」がメインタイトルに入って、非常に盛り上がったと思いますね。なにしろ、会場が一番沸いた瞬間がはやお選手の立ちギガス※でしたから。
※立ちギガス:レバーを2回転させて出す強力な投げ技「ギガスブリーカー」を地上で出すこと。レバーを回転させるので、普通はジャンプしてしまうが、はやお選手は専用の爆速入力により、キャラクターがジャンプする前にコマンドを完成させ、立った状態でギガスを繰り出せる。



まとめ:オフ大会現地参加は基本メリットしかない!興味あるならぜひ一度
と、いうことで、筆者が色々とめぐってきたレポートをお届けしながらオフライン大会の模様、楽しんでいただけましたか? 少しでも「楽しそう!」と思っていただけたら幸いです。
個人的には、イケてるアケコンを持っている人がいたら、どんなパーツを使っているのか聞いてみたり、屋台ご飯を友人と一緒に食べたりと、今年のEVOJは例年に増して人と交流する機会が多く持てたように思います。これができるのも、こんな大規模で大会が開ける=格闘ゲームコミュニティが発展しているおかげですね。
オフライン大会の面白さに少しでも興味がわいた人は、一度近くの“対戦会”に参加してみてほしいですね。最近は地方でも大小問わず対戦会が色々と開催されていますし、大会と違って一度負けたら終わりというわけではないので、気軽に参加できると思います。

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