バンダイナムコエンターテインメントがPS5/Xbox Series X|S/Steam向けに発売予定の「SYNDUALITY Echo of Ada」。同作のメディア向け体験会の模様をお届けする。
目次
今回の体験会では、東京ゲームショウ2023(以下、TGS2023)での試遊内容からさらに遊べる内容が拡張された、クローズドβテスト(CBT)仕様のデータをプレイ。筆者は今回が初のゲームプレイとなったため、基本的なゲーム内容に言及しつつ、新たに楽しめた要素についても紹介していく。

パートナーであるメイガスとともに探索するPvPvEシューター
本作では、プレイヤーが“ドリフター”として二足歩行メカ“クレイドルコフィン”を操り、複数のプレイヤーが出撃するフィールド上でのPvPvEシューターを楽しめる。基本は作中における希少な資源である“AO結晶”をはじめとした物資を収集することが目的となるのだが、エンダーズという異形の生物と対峙したり、ほかのプレイヤーと協力したり、時には資源を巡って敵対したり……といった具合に、プレイヤーにはさまざまな選択肢が用意されている。

探索や戦闘の助けとなるのがパートナーである“メイガス”で、プレイヤーとともにクレイドルコフィンに乗り込み、幅広いサポートを行ってくれる。これは実際にプレイしてみるとより如実に感じられるのだが、メイガスからの指示はシンプルにパターン化されたものではなく、状況に応じた柔軟なアドバイスを提示してくれる。メイガス自体が人類双対思考型AI搭載ヒューマノイドという存在ではあるのだが、ゲームにおいてもプレイヤーの行動を学習してくれるようなので、プレイすればするほどバディとして成熟していく感覚を味わえることだろう。



探索を終えた後は、マップ上の帰還エレベーターから脱出が可能。逆に、脱出前にクレイドルコフィンの耐久値が0になってしまうと、それまでの物資だけでなく、クレイドルコフィンの全パーツと武器がロストしてしまうので慎重に立ち回る必要がある。また、メイガスのみ機体が爆発する前に緊急脱出させることができるのだが、これに失敗してしまうとメイガスもしばらくの間行方不明となってしまう。



今回のプレイでは誤って緊急脱出を忘れるというミスをしてしまったのだが、その後メイガスがいない状況でフィールドに降り立ってみると、声によるナビゲーションはもちろん、画面上でもその差は歴然といえるほど、情報量の少ない状況でのプレイを迫られた。パーツについては初期装備であれば支給され、どうしても無くしたくないアイテムはセーフポケットに入れておくこともできるので、とにもかくにもメイガスの安全を確保しておこう。


筆者は正直こうしたジャンルのタイトルが不得手で、特に上手く立ち回れた感覚はなかったので基本的な説明に留まってしまうのだが、以下の記事がプレイをよりイメージしやすくなっているため、併せて参考にしてみてほしい。
メイガスのカスタマイズ、拠点でできることなどCBTでの新規要素を確認
ここからは今回のプレイから新たに確認できた要素について紹介。CBTでは実際のゲームプレイの流れを楽しめるようになっていたが、チュートリアルの過程でメイガスのカスタマイズを体験できた。
CBT時点では男性型/女性型の2体が選択可能となっているが、製品版ではより多くのパターンが用意されるよう。プリセットで進めるのももちろん問題ないが、細かな部位やカラーリングの調整もできるようになっており、自分だけのメイガスをパートナーにすることができる。
メイガスのカスタマイズが終わると、ドリフター専用のガレージが与えられ、ここが本作における拠点となる。最初こそひどい有様だが、依頼をこなしてお金を稼いだり、資材を集めたりすることで改築し、さまざまな施設を解放できる。先ほど触れた、脱出の失敗で汚れてしまったメイガスを綺麗にする施設もここで用意できるので安心だ。
ちなみに、依頼は資源の回収、エンダーズの撃破をはじめ多種多様なクリア条件が用意されていて、基本的なプレイの指針にもなってくれそう。ただ、出撃時は必ず依頼を達成しなければいけないわけでもないので、自分なりのプレイスタイルを構築していけそうだ。


なお、出撃の準備としてクレイドルコフィンのカスタマイズもできるようになっていた。ボディ、アーム、レッグの各部位と武器2種、AO結晶を採掘するための掘削機、そして武器の弾倉やリペアキットなどを準備することになるのだが、移動中に入手する資材を含めてそれぞれ重量が存在しており、重くなることによる探索中の影響もありそうだ。


プレイを重ねることでカスタマイズやフィールド探索をより楽しめる!
今回のプレイ時間は1時間半ほどだったのだが、ゲームを進めていくと施設の拡張とともに、クレイドルコフィンのカスタマイズ要素もより幅広く楽しめるようになる。実際に装備が揃ったデータもプレイさせてもらったのだが、カラーリングなどの見た目や武装のバリエーションなども一気に広がり、実際に多くの人がプレイできる環境になれば、千差万別のメカデザイン、プレイスタイルを楽しめるのではないかという期待感を抱かせた。


また、ゲーム開始時には北方地帯と呼ばれる地域のみプレイできるのだが、一定の条件を満たすことで開放される南方地帯はいわゆる悪人が跋扈しており、より厳しい環境でのプレイが求められる。筆者もプレイしてはみたものの返り討ちにあってしまったので、プレイする際は十分に準備して臨んでみてほしい。
そのほか、今回は細かくは触れていないのだが、本作における雨はかつて世界を崩壊させたものであり、それはクレイドルコフィンであろうと浴び続けると破壊されるリスクを伴う。建物などの遮蔽物で身を隠せば問題ないそうだが、天候はリアルタイムに変化するため、探索にも大きな影響を及ぼしそうだ。

これまでの情報でクレイドルコフィンに乗り込んでフィールド上を探索するというゲーム体験が楽しめることは理解していたのだが、今回のプレイを経てよりゲームの全体像が見えてきたように思う。とはいえ、TGS2023で明らかになったソロ専用モード「旧アメイジア調査」の存在もあり、今後の情報も楽しみに思える体験だった。

プレイ動画もチェック!
(C)MAGUS (C)Bandai Namco Entertainment Inc.
※画面は開発中のものです。
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