バンダイナムコエンターテインメントは、8月26日にベルサール秋葉原にて「SAOゲーム攻略会議2023 -CONNECTING-」を開催した。

目次
  1. 会場内の模様をフォトレポート形式で紹介
  2. 「ソードアート・オンライン ラスト リコレクション」Demo版プレイレビュー
  3. MR/VR「ソードアート・オンライン Revenge of the Gleam Eyes」試遊体験

SAOゲームシリーズ10周年というメモリアルな年に、秋葉原で約4年ぶりの開催となったファンイベント「SAOゲーム攻略会議2023 -CONNECTING-」。会場では、声優陣登壇のスペシャルステージに加えて、さまざまな展示コンテンツの設置、ゲームの試遊も行われていた。

本記事では、会場内の展示はもちろん、「ソードアート・オンライン ラスト リコレクション」「ソードアート・オンライン Revenge of the Gleam Eyes」の試遊レポートをお届けする。

会場内の模様をフォトレポート形式で紹介

ベルサール秋葉原の1階では、キャスト陣出演のステージが実施。「ソードアート・オンライン インテグラル・ファクター」(以下、「SAOIF」)、「ソードアート・オンライン ラスト リコレクション」に関する最新情報も発表された。

会場のステージ外、ベルサール秋葉原の外壁部分には、ゲームのキャラクターたちが集合したパネルも展示されていた。

また、コミックなどで作画を担当した漫画家・イラストレーターに加えて、「アイドルマスター シャイニーカラーズ」「.hack」シリーズ開発チームからの寄稿イラストも掲示。会場物販ではイラスト全種類を掲載したパンフレットが販売された。

イベントで販売されたグッズは、事後物販としてアソビストアにて一部商品の受注生産が実施。パンフレットのみ数量限定となるので、気になる人は早めにチェックしよう。

2階エリアでは、歴代ゲーム作品や本イベントの記念ビジュアルに加えて、浮遊城「アインクラッド」、セントラル・カセドラル最上階「アドミニストレータの部屋」などをバックに撮影できるフォトスポットが登場。バンダイ/バンダイスピリッツ、「SAOIF」の展示ブースでは、フィギュアや設定資料なども確認できた。

中でも目を引いたのが、「SAOIF」に登場するキャラクターのコハルによるブースジャック。様々な衣装のコハルを見ることができる空間が広がっていた。

アニプレックスからは、アニメ10周年イベント「ソードアート・オンライン -フルダイブ-」の衣装がデザイン画とともに1日限りの特別展示となった。

その他にも寄せ書きボード、サムライエナジーコラボ缶の配布、グッズ物販、会場周辺飲食店舗とのタイアップも実施されていた。

「ソードアート・オンライン ラスト リコレクション」Demo版プレイレビュー

2023年10月5日に発売予定のPS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One/PC(Steam)用ソフト「ソードアート・オンライン ラスト リコレクション」のDemo版が出展。会場にて試遊することができたのでプレイレポートをお届けする。

なお、今回出展されていたものは7月8日に開催された「ラスコレ先行体験会」と同様のものとなり、プレイはPS5版を使用して行われた。

10周年を迎える「ソードアート・オンライン」家庭用ゲームシリーズ集大成となる「ソードアート・オンライン ラスト リコレクション」。原作・アニメとは違う世界線を描く、ゲームオリジナルの《War of Underworld》編がシリーズ最大規模のキャラクターとエピソードで贈られる。

「インフィニティ・モーメント」のストレア(CV:三澤紗千香)から「アリシゼーション リコリス」のメディナ(CV:岡咲美保)まで、ゲームシリーズに登場したキャラの参戦はもちろん、キリト、そしてユージオが《War of Underworld》編にいたらというファンにはたまらない展開をゲームで味わえるのがポイントとなっている。

ゲームシステムに関しては、アリシゼーション編を描いた前作「アリシゼーション リコリス」を踏襲しているものの、より遊びやすくブラッシュアップ。特に、アクションスピードの変化はプレイしていても感じることができ、フィールドでの移動はもちろん、バトル中もよりスピーディーな展開で楽しむことできる。

試遊では、ボスとの戦闘がメインとなっていた。戦闘に挑むメンバーは4人1パーティーとなっており、キリト、ユージオ、アリス、アスナ、シリカ、リズベット、リーファ、シノン、そして本作からの新キャラクター・ドロシーの8人から選ぶことが可能となっていた。

キャラクターはそれぞれに合った武器を装備可能で、試遊では行えなかったがキリトは「雙翼刃」以外の全武器種を自由に装備することができる。

戦闘では通常攻撃やスキルのほか、ガードや回避などを駆使して戦うことになる。ちなみに、操作キャラ以外は自動で行動してくれるので安心だ。また、パーティーメンバーの一人を“メインパートナー”に指定することで、操作対象を切り替えられるほか、SAOならではの“スイッチ”を行うことで瞬時に変更することも可能だ。

ソードスキルや神聖術といったスキルは“スキルパレット”を開き、選択することで使用できる。しかし、スピーディーな展開のバトル中に、適切なものを選んで発動させるのは大変と思う人もいるかもしれない。そんな人にオススメなのが“フィニッシュスキル”だ。フィニッシュスキルは、通常攻撃の締めに設定した3つのソードスキルを連続で発動できるものとなっている。

前作では設定できるスキルが1つだったのに対して、本作では3つに変更。より選択の幅が広がっており、何を設定しようかと考えるのも楽しみの一つだ。なお、フィニッシュスキルはスキルパレットから使用するスキルとは違い、SP消費がないため、自由に好きなスキルを放つことができるのもポイントだ。

通常の敵との戦闘では、通常攻撃からのフィニッシュスキルを駆使して倒すことができたが、強敵相手だとそうはうまくいかない。バトルスピードが上がっているということもあり、気が付いたらSPはもちろん、HPがないという状態になってしまい、いつの間にか全滅となってしまった。

こういった強敵との戦闘で使用していきたいのが“タクティカルアーツ”。使用中は時間が停止し、“アライドゲージ”を消費することでパーティーメンバーに指示を出すことができる。またタクティカルアーツ中は、すべてのアライドゲージを使って“スキルアライド”というダウン確定の強力な攻撃を浴びせることが可能だ。ダウン後には“フィニッシュアーツ”や特定のキャラクターがパーティーにいる状態での“ユニゾンアーツ”も発動可能となるのでうまく狙っていきたい。

戦闘中は、敵の行動がUI上で表示されるのはもちろん、大技使用時にはその攻撃範囲も目に見えるようになっている。スピーディーな戦闘の中で冷静に対処していき、仲間との連携を駆使して敵を倒していくのが本作の魅力的なポイントの一つだと感じた。

今回の試遊では、本作のほんの一部の体験となったが魅力的な戦闘に加え、オリジナルのストーリーが展開されるという点には、一人の作品ファンとしても非常に楽しみである。

なお、イベント内で本作の「無料体験版の配信」や「東京ゲームショウ2023」でのステージ実施を発表。公式サイトでも随時、新情報が更新されているので、逃さずチェックしよう。

MR/VR「ソードアート・オンライン Revenge of the Gleam Eyes」試遊体験

会場には、最新のMixed Reality技術を使った技術デモ「ソードアート・オンライン Revenge of the Gleam Eyes」の試遊コーナーも登場。こちらも実際にプレイすることができたので、試遊レポートをお届けする。

なお、本作は「SAOゲーム攻略会議2023」限定の技術検証コンテンツとなっている。

VRゴーグルを付けて、いざリンクスタート! 前半はMRパートとなっており、会場内に出現したアインクラッドの第74層ボス“ザ・グリーム・アイズ”に挑むため、準備をすることに。ここで、ゴーグル越しに自分の手を見てみると、作中のキリトのような手袋をした手が表示。これだけでもかなりテンションが上がってしまい、何か他にあるのではないかと、周りの至る所を見渡してしまった。

手が見える範囲で指を上から下にスワイプしてみると、こちらも作中よろしく、メニュー画面が表示されるようになっていた。

また、近くにあった樽の上にはポーションなどのアイテムがあり、持って口元に近づければ使用することもできた。アイテム使用中は、実際に飲み物を飲むときの音も聞こえるので、よりリアルに感じることができた。

準備を整えた後はVRパートへ突入。ここからは視界すべてがバーチャル空間へと変わり、より没入感もアップ。コントローラーを手渡されると、自分の手にはキリトが使っていた剣“エリュシデータ”が。アスナのアシストを受け、いよいよザ・グリーム・アイズとの戦闘がスタート。

ザ・グリーム・アイズももちろん攻撃を仕掛けてくるが、相手の武器の動きに合わせるように剣を構えるとはじくことが可能。その後は、ソードスキルを使用した反撃に。ソードスキルは、それぞれ画面上のアナウンスと同じ構えをとることで発動でき、続けて表示される斬撃と同じ個所めがけて剣をふるうことで、相手にダメージを与えることができた。

一進一退の攻防が続く中、エクストラスキル“二刀流”のアナウンスが。メニューを開き、二刀流を選択すると、もう片方の手には“ダークリパルサー”の姿が。二刀揃ったということで、いよいよソードスキル“スターバースト・ストリーム”を発動。がむしゃらに剣を振っていき、見事ザ・グリーム・アイズを倒すことに成功した。

最後には、ソードスキル発動時のポーズや素早い斬撃などを加味してのスコアが表示。Sランクを獲得することができた。MRパートでは「キリトみたいだ」と思っていた筆者も、VRパートでは「俺がキリトだ!」と言わんばかりに没入する結果となった。

会場でも、事前の抽選に当選した人のみがプレイできた本作。「SAO」の世界観にどっぷりと没入でき、体験できる本作が、今後多くのファンが触れる機会で再び登場することを願うばかりだ。

なお公式SNSでは、本作の体験の一部が映像で公開されているほか、ステージのアーカイブで安元洋貴さんと高垣彩陽さんが体験した様子も紹介されているので、気になった人はチェックしてみてほしい。

※画面は開発中のものです。

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