タイトーは、自社の創立70周年を記念して、「70周年 レトロ筐体・AM機械展示会」を8月24日に開催した。
会場では、1970年代の創業当初から販売されていた「ジュークボックス」をはじめ、1978年に登場し世界的なブームを巻き起こした「スペースインベーダー」といったタイトーの製品を一挙に展示。同社の歴史が一目で分かる内容となっていた。本稿では、写真を中心に会場の様子をお伝えしていこう。
1970〜80年代を思い起こさせる懐かしのレトロ筐体たち
会場にはタイトーの歴史を彩るエレメカやビデオゲームがズラリと並んでおり、まるで1970~80年代にタイムスリップしたかのような感覚だった。Gamer的に注目したいのは、やはりビデオゲーム。タイトーのビデオゲームといえば、やはり当時社会現象ともいえるブームを作り上げた1978年登場の「スペースインベーダー」だろう。タイトーの歴史を語るうえで回避することはできない重要な作品だ。
喫茶店等に置かれていたテーブル筐体のイメージが強く残っている人もいると思うが、会場に展示されていたのは縦型が特徴的なアップライト型筐体。サイズ感も相まって、なかなかの存在感を放っていた。
なお「スペースインベーダー」は、「最も長く続いているビデオゲームシリーズ」としてギネス世界記録に認定されている。そのことからも分かるように、「スペースインベーダー」は現在進行系で展開されているシリーズであり、現在も新作やコラボ展開などが行われている。AR版の発表も記憶に新しい読者もいるだろう。会場ではそんな長寿シリーズの原点を確認できたという意味でも、非常に価値ある催しだったといえる。
エレメカやビデオゲーム黎明期のタイトルがズラリ
会場に展示されていたのは、もちろん「スペースインベーダー」だけではない。1972年登場の「スピードランナー」、1975年「ウエスタンガン」、1976年「インターセプター」、1988年「トップランディング」、1996年「電車でGO!」といった、タイトーの歴史に燦然と輝くタイトルが取り揃えられていた。
筆者は会場内で一通りプレイしたのだが、その中でも「ウエスタンガン」がお気に入り。ビデオゲーム黎明期の作品ということもあり、プレイフィール自体は至ってシンプルなのだが、ゆえに中毒性も感じられる。当時のプレイヤーたちが熱くプレイしている姿がイメージできるような作品だった。
この中では「電車でGO!」が比較的新しいタイトル。30代半ば以降の人ならリアルタイムで遊んだ方もいるのではないだろうか。
ゲームだけじゃない!?タイトーの歴史を語るうえで外せない製品群
ゲーム以外の分野もいくつか展示されており、目立ったところだと、1970年代登場の「ジュークボックス」、1984年登場のロボット「ゆめ丸」、1987年登場の「ギターロボット 弦遊」などが印象的だった。特にゆめ丸などは、令和の現代でこそロボットが市民権を得てきているように思えるなか、約40年前にその姿を披露しているとなると話は別。セールスプロモーション用ロボットとして開発されたゆめ丸だが、当時ゆめ丸を目の当たりにした人たちがどのような反応をしていたのか気になるところだ。デザインも可愛くて、マスコット的な愛らしさも感じる。
店内でお好みの音楽をかけることができる「ジュークボックス」。タイトー創業初期のヒット商品だ。
こちらはギターロボット「弦遊」。50曲以上から選曲可能で、ジャンルもクラシック、ジャズ、ポップと幅広い。実際に機械がギターを弾く様子はなかなかの見応えだった。
そのほか、当時の貴重な資料や「スペースインベーダー」をはじめとするビデオゲーム群の基盤なども展示されていた。
以上が展示会の内容だ。タイトーの70年の歴史の一端を知ってもらえたら嬉しい。
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