声優の三宅麻理恵さんが気になるゲームを実際にプレイして紹介する「マリエッティのゲーム探訪」。第31回は、ビジュアルアーツのゲームブランド「Key」より発売中のPC用ソフト「LOOPERS」に出演する、声優・高塚智人さんにインタビューしました。

目次
  1. タイラはセリフから感じる感情のままに演じた
  2. 初の主人公役への思い
  3. ゲームの感想から高塚さんが好きなキャラの話題まで
  4. 「宝探し」をテーマとした「LOOPERS」に感じる魅力とは?
  5. 三宅麻理恵さんプロフィール

ノベルゲームを好きなプレイヤーの方の大部分の方が通ってきているであろうゲームブランドがあります。

そのブランドとは、―――「Key」。

触れた年代やメディアミックス展開によって影響を受けた作品は違えど、数々の作品の魅力や特色を語り合ううちに、作品同士に不思議とシンパシーを感じる…。

今回探訪させていただきました「LOOPERS」も、誰かに影響を与えて宝物のように大事したくなるような作品です。そんな「LOOPERS」について、主人公タイラ役の声優・高塚智人さんにインタビューさせていただきました。

高塚智人さん

インタビューする声優・インタビューされる声優という構図はなかなか珍しいのではないでしょうか。同席いただきましたディレクターの高田和磨さんにも、自分が出演者だと聞きづらいけれど正直知りたい、インタビュアーだから聞いちゃおう!とぐいぐい質問にも答えていただきました。

ノベルゲームの主人公役としてのお話や、ゲーマーの高塚さんとしての「LOOPERS」、存分に語っていただきました。

インタビュー:三宅麻理恵
文・構成:TOKEN

タイラはセリフから感じる感情のままに演じた

三宅さん:まずはタイラとの出会いを教えてください。

高塚さん:最初に出会ったのは事務所にきたテープオーディションの資料です。男性キャラは3キャラいたのですが、それぞれの台詞がとても印象的でその台詞の中からkeyっぽさも感じられてワクワクしたのを覚えています(笑)。

三宅さん:オーディションに合格して、実際に台本をいただいた時にオーディションの芝居から変わったりはしたんですか?

高塚さん:タイラはオーディションの台詞からとても真っ直ぐさが感じられたので、変に作らず感情のままに演じようと思いました。

実際の台本を頂いた時もタイラの台詞は喜怒哀楽が多く、テープオーディションで演じた時と同じようにタイラの素直さや真っ直ぐさを意識して演じました。

でも真っ直ぐさの中にも相手のことをしっかりと考えられる繊細さもあって、その辺りはテープの時よりも意識して変えたかもしれません。

タイラ

三宅さん:(高田さんに)タイラ役に高塚さんを選んだ理由をお聞きしてもいいですか?

高田さん:候補を絞って何人かで打ち合わせしていくという流れで決めていったのですが、主人公ということであまり嫌われるようなキャラにはしたくないという考えはありました。ユーザーさんの分身みたいな立ち位置になることもあり、声の爽やかさはありつつも、キャラクターの持っている熱い気持ちの部分で高塚さんがすごく合っているなと。嫌味もないですし、エネルギッシュなところもあるというのが決め手になりました。

三宅さん:タイラの立ち絵のイメージとセリフのイメージって、合わさるとすごく難しいなと思いました。ぱっと見は意地悪そうな印象で、声を聴くとすぐにこういうキャラクターだと理解できたんですけど。

高田さん:今回、望月けい先生というある種スタイリッシュでかっこいいイラストを描かれる方にお願いしたということで、物語中の彼の性格に比べるとめちゃくちゃイケメンでクールなイラストに仕上げていただきました。ただ、そこに高塚さんの声と竜騎士07先生のセリフが乗ることによって、ちょうどよい塩梅になったなというのは感じています。

高塚さん:高田さんにこういう話を直接聞くと毎回泣きそうになります(笑)。

三宅さん:現代の主人公感というか、熱いんだけれども今の若い人たちにも共感できるようなさじ加減がすごいなと思いました。

高塚さん:タイラのイラストは一見とてもクールに見えるんですが、台詞をみるとバカ真っ直ぐなんです(笑)。

僕もしっかりしているように見られる事もあるのですが、中身がバカなのでその辺りが上手くハマってくれたのかもしれませんね(笑)。

望月けい先生のイラストじゃなかったら僕じゃない人がタイラを演じていたかもしれません。

三宅さん:結構熱い部分がたくさんありますが、出し方とかもあるじゃないですか。その中でこだわった部分、難しかった部分も含めて、ナチュラルにプランを立てられましたか?

高塚さん:セリフから感じる無邪気さみたいなものをキレイにやろうという意識は全然なくて、笑い方とかも少年の心を忘れていないというイメージで、まさに手を腰に当てて笑っているような意識でやりましたね。

三宅さん:ちなみに、高塚さん自身がタイラと似ているところとかってありますか?

高塚さん:一つのことに熱中するというところは似ているなと思います。僕もしっかりしたように見られがちなんですが、全然そんなことは無くて(笑)。どちらかというと、自分が好きなことにはもうバカみたいに誰よりもまっすぐ貫こうという気持ちで常にやっているので、そういうところでは共感できる部分が多かったですね。

三宅さん:収録中に印象に残っていることはありますか?

高塚さん:最初の収録で幼少期のタイラをやらせていただいた時ですね。その時点でまだミア役の金子彩花さんが録られていなくて、金子さんがどのぐらい(の幼さ)で作ってくるのかがわからないので、結構幼くしたパターンと、タイラのキャラクターをそのまま少し幼くしたパターンの感じで収録しました。自分の中ですごく難しい声の作り方をしたので、いきなり汗ダバダバになっていたのは印象に残っていますね。

三宅さん:テキストゲームの収録の場合、まず今のタイラをやって、1回目の収録の最後に幼少期を録ったりもしますよね。

高田さん:あの時は「どちらからやりますか?」「まあ幼少期からやりますか」ぐらいの感じでしたよね(笑)。

高塚さん:叫ぶセリフがめちゃくちゃ多いので、幼少期を最初にやって良かったとは思いましたね。僕の今まで経験したキャラクターの中でも圧倒的に多かったので、喉の負担とかも考えて、それ故に「ここは叫ばなくても面白くできるよな」みたいなところは発見とかもあって、それがすごく楽しかったですね。

三宅さん:高田さんも収録に立ち会われたとのことで、高塚さんの収録で印象に残っていることはありますか?

高田さん:最初お会いした時に、初めて主役をやらせていただいたんですとお話をいただいたんですが、もうめちゃめちゃ上手くてリテイクもほとんど無かったですし、ある種こんな素晴らしい方が埋もれていたのかと驚きました。

高塚さん:いやいや(笑)。もう本当にそういっていただけてありがたいです。

高田さん:本当にどんな演技もそつなくこなされていましたし、叫ぶのも本当に多いんですけれども、まさにタイラがいるという感じでした。タイラは基本全編に出てきているので、お話を説明する必要もそこまで無かったので、本当にスムーズにできたなという印象でした。

三宅さん:一番喋っているのがタイラになるんですかね。

高田さん:ミアも多いんですけど、序盤の部分では登場しないこともあって、タイラが一番多いですね。

初の主人公役への思い

三宅さん:初主役なら余計にいろんなプレッシャーがあったんじゃないですか?

高塚さん:プレッシャーはありました。収録当日までも慎重に喉を整えましたね。しかもブランドがKeyさんということで、個人的にはどれぐらい大きいものなのかというのを分かっていたので。気合は今までで一番入ったんじゃないかなというぐらいでした。

三宅さん:タイラ役に決まった時にファンや周囲の方からの反応とかはありましたか?

高塚さん:タイラ役が発表になって同期の人や役者仲間からお祝いの連絡を頂きました。「Summer Pockets」の声を担当している千葉翔也くんからは最初に「おめでとう!」とLINEが来て嬉しかったですね。そこからまたKeyの話で盛り上がって(笑)。

あとは僕もずっと主役をとりたいとずっと言い続けていたので、ずっと応援してくださっているファンの方からも自分のことのように喜んでくれるメッセージもいただけて、応援してくれた分のお返しが声優としてやっとできたな、という嬉しさもめちゃくちゃあります。

三宅さん:高塚さん自身もいろんなPCのアドベンチャーゲームをプレイされていると思うんですけど、ゲームをプレイしてきたことで今回演じる上で役に立ったことはありますか?

高塚さん:もともとkey作品をプレイしたことがあったり、PCゲーム自体大好きなので、「このシーンはこう見せたいのかな?」とか「このギャグシーンはあのノリだな!」みたいなイメージがしやすかったのは演じる上で役に立ったと思います(笑)。

高田さん:アニメとかであれば絵やコンテがあると思いますが、特にうちの収録は台本だけで行うので、そういうゲームを一切していないと想像はしにくいですよね。やっていれば、頭の中でアドベンチャーゲームの画面を見ながら喋っているイメージを持ちながらできますし。

三宅さん:主人公が喋るとなると、プラスαでプレイヤーとしてタイラの声を聴いたらどう思うのかというのも分かるでしょうしね。

高塚さん:やはりPCゲームでいうと主人公に声がついていないことが多いのでプレイヤーの方が聞いて嫌な感じにはしたくないなと。主人公に感情移入できないとプレイすら出来なくなる可能性もありますからね。

なのでタイラが調子に乗るシーンでも嫌味な感じにしないようにディレクターさんと相談しながら収録しました。

三宅さん:タイラは大体誰かといることが多かったと思うのですが、特定のキャラクターと話す上で気をつけたことはありますか?

高塚さん:基本的にタイラは人によって態度が変わるような性格ではないのですが、ミアと一緒にいる時にドキッとして動揺しちゃうところとか、恋愛感情とまではいかないものの同じ時間を過ごしていく上で少しずつ感情が変化していく部分はありましたね。

三宅さん:高校生になって最初に会うのがヒルダなので、そのあたりで思春期ならではのやり取りもあるじゃないですか。変にウェットな部分が入るとこの後のイメージにも影響してしまうので、そこは難しいそうだなと思いました。

高塚さん:ヒルダも頭突きをされて動揺する部分は、純粋に思春期の男の子の反応だなと思ったので変に意識はしなかったですね。

ゲームの感想から高塚さんが好きなキャラの話題まで

――実際にゲームを触ってみていかがでしたか?

高塚さん:ストレスがなくPCゲームとしてとてもプレイしやすかったです。

今回はイラストが今までのkey作品とは全くテイストを変えたこともあって、どんな印象になるんだろうと思ったのですが本当に望月先生の魅力がすごくて…。背景の作りだったりキャラの立ち絵だったり、シーンごとの空気感がすごく感じられて最高でしたね!!

――望月先生の絵の魅力についてはどう感じられていますか?

高塚さん:一人一人の表情の変化がすごくてキャラクターの奥行きをより広げてくれるところがとても魅力的だと思いました。

三宅さん:収録の際には表情のパターンとかは見ていらっしゃったんですか?

高塚さん:収録前には何パターンか表情の入った資料をいただきましたし、公式サイトにスチルなどが公開されていたのでこの台詞の時はこの表情かなとイメージ出来ました。

高田さん:特にタイラは普通の立ち絵がクールな感じなので、表情がついてからイメージは変わる感じですね。

三宅さん:表情の差分をゲームに組み込む時は高塚さんの音声を聴いてから組み込んでいったんですか?

高田さん:ある程度ベースになるものは先に組んでおいて、その後声を入れて表示されている顔と合っているかどうかをチェックして修正していきました。アドベンチャーゲームでは表情がすごく大事で、よりユーザーさんが没入できる、普通の小説とは違うビジュアルノベルとしての強みではあると思います。

――冒頭のレオナの表情の変化もすごかったですね。

高塚さん:あの時のお芝居も鳥肌立つような怖さがありましたね。

高田さん:あのあたりはまさに竜騎士節というところでしたね。あのシーンでは望月先生にもイラストを調整してもらいました。

三宅さん:タイラはいろいろ過酷な運命を背負っていますが、もし高塚さんがタイラと同じ状況に陥ったらどうしますか?

高塚さん:僕は常日頃から二次元への妄想や憧れがあるので、非現実的な世界への恐怖心は一瞬で消えてしまい、楽しもうにシフトチェンジできるのではないかなと。ただ、ルーパーズのみんなみたいな人がいなくて自分だけってなると、またちょっと変わってくるのかなと思います。

三宅さん:その時、ルーパーズの中でまず一緒にいてほしいと思うキャラクターはいますか?

高塚さん:僕はヒルダが好きなのですが、ヒルダは作中でも結構動揺していたので、僕がタイラぐらい引っ張っていけるのかなという不安はありますね(笑)。そういう意味であの世界で言うとミアみたいに動揺しなかったり、サイモンみたいに分かってくれたりしている人がいるほうが安心できるのかなと。ただ、欲を言えばヒルダですね。

――ちなみに、ヒルダはどういったところが好きなんですか?

高塚さん:それは……見た目と性格ですね(一同笑)。ちょっとやんちゃっぽいけど電話のシーンとかですごくしっかりとした対応をしていて、タイラにも言われているんですけど育ちの良さみたいなものが少し出ていますよね。あとツインテールが可愛いなあと。タイラとしてはミアって言わないといけないのかもしれないですけど(笑)。

普段から、見た目で好きな子がいたらそのゲームを買うっていう感じなんですよ。「LOOPERS」でも、もしユーザーであればヒルダを見て「お、めっちゃ可愛い子いるじゃん」ってなって買っていたと思います。

「宝探し」をテーマとした「LOOPERS」に感じる魅力とは?

三宅さん:高塚さんにとって「LOOPERS」はどういう作品になっていますか? また、これから「LOOPERS」をプレイする人、もしくはすでにプレイした人にとってはどういう作品になっていてほしいと思いますか?

高塚さん:人生の中で、出会って欲しい作品ですね。

台本を読んでいる時から、魅力が詰まっていて震えたのを覚えています。

今までKey作品に触れて何かしら影響を受けたことがある方々はこの気持ちを理解していただけると思いますが、人が生きていく上で大切なものがこの作品にはあると僕は思うので、プレイ済みの方もこれからプレイする方もそんな風に感じてもらえると嬉しいです。

――「LOOPERS」のテーマは「宝探し」ということで、高塚さんはストーリーを通じてどういうことを感じられましたか?

高塚さん:今の時代って「あなたにとっての宝物はなんですか?」と聞かれてパッと思い浮かぶ人って少ないんじゃないかなと思うんです。もちろんそれが物であったり、感情であったり人によって様々ですが、その誰かにとっての宝物がストーリーにどう絡んでいくのかなという期待感がありました。

でも最初は竜騎士07先生がシナリオなのでめちゃくちゃ怖いのかなとドキドキしましたね(笑)。

「LOOPERS」は自分にとっての宝物がなんなのか、生きていく上で何が大切なことなんだろうと考えさせてもらえる作品になっています。きっと日々の中で忘れてしまいがちな事を思い出させてくれるきっかけになるんじゃないかなと。

――短い尺の中でそういう要素を描くとなると、組み込まれる上で意識された部分も多そうですね。

高田さん:今回は短編で、映画みたいな質感というのもあったので、いわゆる三幕構成のようにロジカルに組んでいるところもありまして、その枠の中でこういう展開をさせて、といったように計算しながら作っていきましたね。コンパクトな分、1発で伝えないといけないというのは意識しました。

三宅さん:竜騎士07先生のシナリオでは「ひぐらしのなく頃に」とかで私が好きだった部分として、友情を描く印象があったのですが、そこに加えてヒロインが遠くに行ってしまうような感じや、ちょっと頼れる男友達がいるのがKeyらしいなと思って。そういうのがユーザーにも伝わるぐらい、キュッとまとまっていたなと思いました。

高田さん:そこは本当に意識していて、竜騎士07先生とKeyの良さを上手く融合させようと思って頑張ったところでした。今回は竜騎士07先生もKeyに大分寄せて作っていただいた部分もあり、プロットの段階から共有しながら作っていただきました。

三宅さん:シナリオを作る際にKeyさんから竜騎士07先生へのオーダーとかはあったのですか?

高田さん:元々は弊社の中で企画を作っていって、「宝探し」をテーマにということで、「ジオキャッシング」(作中では「ジオハンティング」)という現実にも存在する宝探しゲームを題材に、宝箱の中に人の指が入っていたら、というホラー要素のある作品だったんです(笑)。

その流れで竜騎士07先生を誘って一緒にやると面白いんじゃないかという出発点だったのですが、企画が進むにつれてその要素は無くなっていき、竜騎士07先生らしいホラー要素で始まって、中盤に青春感を出して、最後に落とすという大まかな枠組みを作っていきました。

三宅さん:ユーザー目線での「LOOPERS」のおすすめポイントはありますか?

高塚さん:さっき言ったことはもちろんタイラとしてもそうなんですが、ユーザーとしても重なる部分があるので、自分がプレイして良いなと思った作品は人に薦めたいと思いますね。自分が好きだけど人には薦めづらいような作品もありますが、「LOOPERS」はどんな人でもプレイできるのではないかなと思います。

あと時間的にもサクッとできるので、こういうシリーズが増えてほしいなと思いますね。PCゲームの良さでもあるんですが、ひとりの人生を描く作品が多いので、ボリュームがすごくて。その分長く濃厚なものにはなるんですが、僕が最近生きていてサクッと感動したいというか、社会人になればなるほど1つの長いゲームを遊ぶ時間が中々取れなくて、映画1本を見るくらいの感覚で衝撃を求めることが多くなったんですよ。そういう意味で若い子にもやりやすいと思いますし、時間が無くなってしまった大人の人にもオススメできると思います。

三宅さん:価格も本編を遊ぶだけなら学生さんのお小遣いの範疇でもできるというのは良いですよね。

高田さん:キネティックノベルという短編のノベルゲームは昔から弊社でやってきているのですが、改めて娯楽が溢れている時代において、お手軽に映画1本見る感覚で遊べるというところを目指してやっているところがあります。今のニーズに合うというところでの狙いでしたので、「LOOPERS」に関しても映画と変わらないくらいの感覚で作っています。

あとは海外展開も今の時代にやっていきたいと思っていて、Steamとかで販売することを考えた時にSteamでの価格帯が恐らく1,000円切るかどうかというところもあるので、そのへんの市場感とかと比べて、この価格でこのボリューム感というところで選んだ感じですね。

既存のファンの方からはちょっと短いという声はもちろんあるのですが、その一方でこのぐらいの手頃感が良いという声もいただいてまして、ある意味狙ったとおりになりましたね。

三宅さん:演者としてもユーザーとしても、今後の「LOOPERS」に期待することはありますか?

高塚さん:期待感みたいなものはいろいろなところであるのですが、すでにスマホ版の展開が発表(※7月20日に配信開始)になっていますし、それから……。

高田さん:外国語版も予定していますし、コンシューマ版も検討しております。

高塚さん:今応援している方でもPCを持っていないというメッセージもあり、そういう方にも遊んでいただけるようになるのは望んでいたことだったので、すごくありがたいなと思っています。

そして、僕はKeyさんの作品に関して、動いているものを見るというのは一番期待していることです。それこそ「Planetarian」は映像になりましたし。やはり映像でしか見せられない魅力というのは絶対にあると思うので。

三宅さん:ストーリーを知ってても、やっぱり「LOOPERS」だと動くと演出効果も出てきて、終盤になればなるほどどういう感じになるのかは気になりますね。

高塚さん:作品的にもアニメにしやすいと思いますし、本編でそこまで掘り下げられなかった魅力的なキャラクター達を詳しく描いて欲しいですね!

あとは純粋にみんなで掛け合いをしたいです。生放送の時にミア役の金子さんと掛け合いをしたのが初めてだったので(笑)。

三宅さん:最後に、この記事を読んだ方々にメッセージをいただけますでしょうか。

高塚さん:本当に最後まで読んでいただけてありがとうございました。魅力はたくさんお伝えできたと思うのですが、いちばん大事な部分はプレイしないと分からないので、まずは一度プレイしてほしいなと強く思っています。今後いろんなかたちで「LOOPERS」を遊べる機会が増えていくと思うので、自分に合ったプレイスタイルでやっていただけたら嬉しいです。

そして、いろんなゲームを遊んできた僕から一番おすすめしたいのは、買ったからといって無理に今日やろうとかではなく、自分の気持ち的に物語が入ってくる時にプレイすることです。そういう時じゃないと進めることを優先して大事なセリフをそのまま見逃しちゃうみたいなことが結構起きてしまいますし、サクサク進めてほしくはないので、自分の気持ちが一番整っている時にプレイしてほしいなと思っております。

みなさんの応援があればもっと盛り上げていけると思うので、是非とも全バージョン買っていただけると…!(笑) よろしくお願いいたします!!!

三宅麻理恵さんプロフィール

生年月日:1985年6月7日
出身:大阪府
趣味:読書・落語・ゲーム
主な出演作品:「輪るピングドラム」萩野目苹果 役、「銀の匙」御影アキ 役、「緋色の欠片」春日珠紀 役、「アイドルマスターシンデレラガールズ」安部菜々 役

※画面は開発中のものです。

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