Cygamesが2021年2⽉24日にリリースしたゲーム「ウマ娘 プリティーダービー」の先行プレイレポートをお届けする。

目次
  1. ウマ娘たちと夢を叶える育成シミュレーションゲーム
  2. 育てたウマ娘たちで全国のトレーナーとレース!
  3. 先行プレイで実際にプレイしてみてのポイントを紹介!
  4. ゲーム概要

放送中のTVアニメ「ウマ娘 プリティーダービー Season 2」をはじめとして、さまざまなメディアミックスを行ってきた「ウマ娘プロジェクト」。同プロジェクトから満を持してリリースされるのが、ゲーム「ウマ娘 プリティーダービー」だ。事前登録は2018年3月に開始されていることから、首を長くして待っていたトレーナー(※「ウマ娘プロジェクト」のファンの呼称)も多いのではないだろうか。

今回、先行プレイの機会を得たことでゲームの全体像が明らかに。ゲームの概要や流れ、チュートリアルから一通りプレイした中で筆者が特に印象的だった点についても触れていきたいと思う。

ウマ娘たちと夢を叶える育成シミュレーションゲーム

「ウマ娘 プリティーダービー」は、ウマ娘たちと夢を叶える育成シミュレーションゲーム。プレイヤーはトレーナーとなって、ウマ娘たちと二人三脚で<トゥインクル・シリーズ>の制覇を目指す。

ストーリーは<トゥインクル・シリーズ>を舞台にウマ娘1人1人の夢を叶える物語を描く。イベントは1キャラクターにつき100以上用意されている。メインストーリー(初期2章)、ウマ娘ストーリー(各キャラ初期7話)はフルボイスで楽しめるという。

スペシャルウィーク(CV:和氣あず未) サイレンススズカ(CV:高野麻里佳)
トウカイテイオー(CV:Machico) ゴールドシップ(CV:上田瞳)
ウオッカ(CV:大橋彩香) ダイワスカーレット(CV:木村千咲)
メジロマックイーン(CV:大西沙織) シンボリルドルフ(CV:田所あずさ)

そして、ビジュアルの特徴として挙げられるのが、ウマ娘らしさを感じられる表現を目指したというこだわりの3Dグラフィック。レース、ライブといった見せ場となるシーンだけでなく、ストーリーパートも徹底した3D表現を心がけているとのことだ。

育てたウマ娘たちで全国のトレーナーとレース!

ゲーム「ウマ娘 プリティーダービー」の内容は大きく「育成」「継承」「チーム競技場」の3つに分けられる。それぞれの要素を紹介しつつ、ゲームの大まかな流れに触れていこう。

まずゲームのメインとなる要素を担う「育成」について。担当ウマ娘の夢を叶えるために3年間を過ごしていくのだが、その進行はコマンドパート、イベントパート、レースパートで構成されている。

コマンドパートではさまざまなトレーニングをしてウマ娘を強化したり、お休みやお出かけなどのリフレッシュを行ったりして、二人三脚で目標を目指していく。その行動によって担当ウマ娘とのイベントが発生することがあるほか、サポートカードとして編成しているウマ娘のイベントも楽しめる。

準備ができたらレースに挑戦。こちらは史実の競馬に基づいたものになっているそうで、ウマ娘とともに優勝を目指す。レース中に発動するスキル演出にも注目だ。そして、レース後はウイニングライブに。担当ウマ娘が1着になると、センターでパフォーマンスを見せてくれる。ファン数に応じて最高峰のGIレースにも出走可能になる。トレーニングとレースを重ねて、ウマ娘を育成していこう。

そして、ウマ娘たちの目標をひとつひとつ達成していき、最後に夢を叶えると「殿堂入りウマ娘」に。殿堂入りウマ娘の想いは「因子」として、次に育成する担当ウマ娘へと「継承」することができる。これにより、能力・適性のアップが図れるほか、特殊なスキルの引き継ぎも可能となる。

また、殿堂入りウマ娘を編成して挑むレースコンテンツ「チーム競技場」も用意。こちらは殿堂入りウマ娘を5人から最大15人編成して参加できる、トレーナー同士で競い合う要素にもなっている。レース結果に伴って記録されるハイスコアによって所属するCLASSも変化するので、CLASS昇級を目指そう。

先行プレイで実際にプレイしてみてのポイントを紹介!

前置きが長くなったが、ゲームをプレイしてみて筆者が魅力的に感じたポイントを大きく3つに分けて紹介していこう。

まずゲームをプレイしてみて印象的だったのは、3Dで描かれたグラフィックの素晴らしさだ。すでにTVCMなどでも分かる通り、3Dモデル自体の仕上がりもさることながら、実際のレースにおけるスピード感が、多彩なカメラアングルを活かしながら表現されている。

同じく、レース後に披露されるウイニングライブも一見の価値あり。アニメ第1期でおなじみの「Make Debut!」ではキャラクターごとの歌い分けも存在するほか、クラシック三冠でのレースや、メインストーリーに紐付いた特定のレースでは異なる楽曲が用意されているという。そちらも実際のゲームでぜひ体験したい要素だ。

さらに、今回プレイできた育成シナリオ「新設!URAファイナルズ」のストーリーはもちろん、コマンドパート内で選択するトレーニングや発生するイベントなども、全て3Dで表現されている。一部分でハイクオリティな3D表現を用いたスマートフォンゲームはほかにもあるが、ここまでの範囲に及ぶタイトルはかなり限られてくるだろう。

おなじみの駿川たづな(CV:藤井ゆきよ)に加え、
トレセン学園の理事長・秋川やよい(CV:水橋かおり)をはじめ、
新たなキャラクターが要所で登場する。

2つ目のポイントとなるのが、ウマ娘たちの育成要素が十分にやり応えのある作りになっていることだ。当然ながらウマ娘たちの初期パラメーターはキャラクターによってさまざま。得意なコース、距離などもモチーフとなった競走馬に準じたものとなっているが、トレーニングの傾向や継承による補正によって、それらは大きく変えていける。

実際にレースに挑む上でも、コースとの適性は重要な要素の一つ。また、レース前には逃げ、先行、差し、追込と作戦も変更できるので、相手によっては戦術を変えていく必要もある。レース中は担当ウマ娘のレース運びを見守ることになるため、事前にどれだけお膳立てしてあげられるかがトレーナーとしての役割だ。

育成中はほかのキャラクターとの組み合わせで発生するイベントによるステータスアップなどの恩恵だけでなく、時にはデメリットとなる効果が発現することもある。期限内に目標を達成するためにも、どのように立ち回るかも重要になってくるだろう。

設定される目標はウマ娘によって異なるため、
育成の方向性も変わってきそうだ。

そして最後に触れておきたいのが、ウマ娘たちの魅力を堪能できる、キャラクターゲームとしての出来の良さだ。

育成シナリオとは別に用意されているメインストーリーでは、「ウマ娘プロジェクト」のほかのコンテンツとはまた異なるストーリーが楽しめる。縦画面、横画面のいずれにも対応しているため、あらゆるシチュエーションで読み進めることが可能だ。

「ウマ娘ストーリー」も、それぞれのキャラクターを深堀りできるコンテンツとなっている。アニメなどで印象的なキャラクターだけでなく、そのほかのキャラクターたちにもスポットが当たるという点で気になる要素だ。

そして何より、トレーニングやシナリオを通じて、育成ウマ娘と一緒に成長していく過程を経ることで、そのウマ娘への愛着がより強くなっていくというのは育成ゲームならではの醍醐味。筆者は今回、メジロマックイーンの育成に挑んだのだが、育成の中でさまざまな表情を楽しむとともに、ウマ娘としての特性を改めて認識することができた。

筆者は正直なところ、競走馬に関する知識はニュースなどで聞きかじる程度なのだが、アニメを通じて期待を高めるとともに、本作のような形でキャラクターを育成できるゲームを楽しみにしていた。個人的にはその期待に十分応える仕上がりになっていると思うので、本記事を通じて興味を持った人は、ぜひ一度プレイしてみてほしい。

ゲーム概要

タイトル:ウマ娘 プリティーダービー
配信開始:2021年2月24日(水)※iOS/Androidのみ
開発・運営:株式会社Cygames
対応機種:iOS/Android/PC
URL:
・AppStore
https://apps.apple.com/jp/app/id1325457827
・GooglePlay
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.cygames.umamusume
・DMM GAMES
https://dmg.umamusume.jp

※画面は開発中のものです。

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