千葉・幕張メッセにて9月12日より開催の「東京ゲームショウ2019」。コーエーテクモゲームスブースで9月12日に行われた「三國志14」の紹介ステージをレポートする。
2020年にシリーズ35周年を迎える人気歴史シミュレーション「三國志」シリーズ。その最新作となる「三國志14」がPS4/PC向けに2020年1月16日に発売となる。
今回のステージにはシリーズのゼネラル・プロデューサーであるシブサワ・コウ氏と本作のプロデューサーを務める越後谷和弘氏が登壇。本作の情報は今年の8月に上海で開催された「China Joy2019」にて初公開されたのだが、シブサワ氏は「中国にも『三國志』のファンはたくさんおられまして、多くの応援のメッセージをいいただきました」とコメント。「三国志」発祥の地である中国で大きなリアクションを得られたことについて「非常にうれしく思います」と感慨深げに語った。
さらにシブサワ氏は34年前に発売されたシリーズ第1作目について改めて回顧。「三国志」の魅力は「たくさんの有名な武将が登場して活躍する。そして、武将と武将を繋げる絆によって人間ドラマが織りなされていくこと」と述べ、そうした部分も実現したいという思いから「ドラマ性も加味しました」と当時を振り返った。
続いて、プロデューサーの越後谷氏より、本作のシステムについて紹介が行なわれた。今回は特にファンの評価が高い「三國志IX」、「三國志11」の1枚マップ君主制を採用。「『土地』を制する者が天下を制す!」というコンセプトのもと、各勢力が入り乱れての領土の奪い合いを楽しめるという。
この土地の奪い合いをさらに面白くしているのが「色ぬり」の要素だ。本作では各陣営を色で区別。自身の領土がどの程度の広さで、どこを占領しているか、敵勢力にどこを占領されているかが、ひと目で分かるようになっている。これは兵站の要素も表していて、色が切れていると兵糧の運搬がさえぎられて部隊がピンチになるといったことも表現したいと越後谷氏は語った。
おなじみの武将たちの個性も、これまで以上に強化されているという。越後谷氏いわく「過去作で一番を目指している」そうで、そうした個性を裏付けるAIの精度には特に注力しているとのことだ。
過去のシリーズ作にあった「計略要素」なども盛りだくさんになっていると越後谷氏は語る。これはシブサワ氏がリクエストしたもので、初期作品で非常に人気があったことから「その面白さをぜひとも実現したい」という思いからプロジェクトチームに導入を頼んだのだという。
どんな計略が登場するかはまだ発表できないが、過去作のファンなら「おおっ」と言うようなものも登場するそう。今後、段階的にアナウンスしていくとのことなので、こちらも楽しみにしたい。
新要素のひとつである「施政」についても説明が行われた。いわゆる組織図のようなもので表現されていて、配下武将たちの持つ「政策」を組み込んでいくことで、さまざまに国を発展させることができる。
「施政」の内容は君主の「主義」によって異なっており、たとえば曹操なら主義が「覇道」で「戦闘」や「支援」といった要素に、より多くの政策を組み込むことが可能。
劉備の主義は「王道」で、すべての政策項目数がフラット。孫権の主義は「割拠」で、「内政」や「人事」に多くの政策を組み込めるようになっている。こうした君主の「主義」と配下武将の政策により国の発展の仕方は千変万化するという。
政策も魚鱗の陣形が上昇する「魚鱗強化」、部隊や都市の士気上限が上昇する「軍制改革」など内容は豊富かつ多彩。関羽の「三軍強化」といった強力な政策も登場してくるそうで、これらの政策をいかに組み合わせるかがポイントになると言えそうだ。
越後谷氏による実機プレイも実施。今回、コーエーテクモブースにてプレイアブル出展されているプレイデータ収集版で、今回の来場者たちの試遊で得られたデータをもとにAIをさらに強化していくのだという。なお、今回は戦闘のみに特化した内容になっており、そのほかのコマンドは封鎖されていて使用できないので覚えておこう。
内容は曹操軍を操作して呂布の本拠地・濮陽を陥落させるというもの。各部隊にそれぞれ侵攻ルートを設定していくのだが、複数の部隊にまとめて指示を出すことも可能。
各部隊に指示を出し、「進行」ボタンをクリックすると進軍開始だ。このときAIは敵陣営などの状況に応じて、最適と思われる進軍ルートを取ってくれるとのこと。アバウトな指示でもルートを自動的に修正してくるので、この手のゲームにあまり慣れていない初心者にはありがたいのではないだろうか。
今回のデータ収集版では北の呂布軍を攻めていると、南から袁術軍が曹操の領内に進攻してくる。南北で挟み撃ちにされるわけで、この袁術軍を迎撃しつつ、いかに呂布の濮陽を攻めるかがポイントになるわけだ。戦闘はリアルタイムで進んでいくが、状況ごとにストップするので、戦況に応じて各部隊への指示を変えるなど、じっくり戦略を練りながら戦闘を進められるという。
今回は越後谷氏のプレイがアバウトだったため、呂布に領土を分断されて兵站ラインが遮断。先攻部隊が一気にピンチとなり、次々に呂布軍に撃破される事態となった。この領土が分断される状況が、色によって分かりやすく視覚化されており、「土地」を制する者が天下を制すという本作のコンセプトを改めて実感することができた。
というわけで大惨敗を喫した越後谷氏だったが、戦闘の推移は非常に分かりやすく、直観的にプレイできるので、かなりとっつきやすそうだ。もちろん、マップの視点を変えたり、画面をアップにしたりすることも可能。武将同士の一騎打ちなども発生したりするので、会場に行かれる方はぜひいろいろな戦い方を試して見てほしい。
なお、今回出展されているプレイデータ収集版は一般への配信も予定しているとのこと。最後にシブサワ氏が「今回は戦闘だけでしたが、実際は外交や内政や計略といった面白さ満載ですので、ぜひ楽しみに待っていただきたいと思います」とメッセージ。これからも継続して最新の情報を届けていくとのことなので、今後の情報を期待しよう。
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