ソニー・インタラクティブエンタテインメントは、2018年5月25日に発売を予定しているPlayStation4(PS4)用ソフトウェア「Detroit: Become Human」について、ゲーム中で描かれる物語に関する情報を公開した。
物語の原点:「KARA」
「Detroit: Become Human」の原点は日本では2013年に「BEYOND: Two Souls」の特典映像として公開された、「KARA」という技術デモ映像である。PlayStation3の性能と、新しいリアルタイム3Dエンジンを使って、“どこまで感情が表現できるのか?”を検証するためのショートストーリー。本映像の制作時点では、「Detroit: Become Human」は構想すらされていなかったという。
“機械が人間となり、様々な感情を持つようになる”、また“カーラを人間のように見せつつ、アンドロイドのようにも見せる”といった野心的な挑戦を行い、目や肌の処理技術、ヴァロリー・カリーという表現力豊かな女優を起用したパフォーマンスキャプチャを通じて、技術的にも演出的にも、見事な成功(※)をおさめることとなった。
このたった7分の小さな物語の結末で、どこかに出荷されていった“カーラ”はその後、「Detroit: Become Human」という形で再び我々の前に姿を現すことになるのである。
※LA Shorts International Film Festival 2012でのBest Experimental部門受賞や発表以来インターネットで2,500万以上の再生数を記録
物語の背景
Point1:2038年の世界、デトロイト
アンドロイドの生み出した光と闇
光:劇的な生産性の向上と、経済発展、利便性向上
闇:アンドロイドやAIへの業務移行による失業率の上昇
→貧富の差の拡大
→反アンドロイド感情の増大、アンドロイドへの破壊・暴力行為発生
Point2:自我をもったアンドロイド“変異体”の出現
その原因や規模は一切不明だが、モノ・機械・道具であるアンドロイドが持つはずのない“自意識”や“感情”を持つかのような振る舞いをする個体が出現。そんな中、アンドロイドがオーナーの人間を殺害し、娘を人質にとるという、起こり得るはずのない事件が発生。「Detroit: Become Human」の物語はこの事件を契機に幕を開ける。
物語を彩るキャラクターたち
コナー篇
NAME:ダニエル
Model:PL600
俳優:―
V.O.:遠藤大智
家庭用アシスタントとして設計されたPL600型アンドロイド。家やキッチンの管理保守を主任務としながらも子供の宿題や遊びも監督している。
PL600は発売当時こそ飛ぶように売れたものの、改良された最新型モデルにすぐさま取って代わられ、大幅な市場の縮小が避けられない状況となっている。
オーナーを殺害、子どもを人質にした立てこもり事件を起こし、コナーと対峙することとなる。
NAME:ハンク
俳優:クランシー・ブラウン
V.O.:岩崎ひろし
53歳の警察官。警察学校の卒業生総代であり、持ち前の勇気と知性を活かして様々な難事件を解決し、いち早く頭角を現した。デトロイト市警での輝かしい未来が約束されていたように見えたが、ある辛い経験によって挫折してしまう。その結果、ハンクは少しずつアルコール中毒になってゆき、時に予測不能で自暴自棄な精神状態になることから幾度も警告や懲戒処分を受けている。
過去の彼の活躍を知る同僚からの評価は依然として高いが、短気さと皮肉屋な性格を危惧する者もおり、ハンク自身も自分を放っておいてほしいと考えている。人間に失望しており、犬といることを好む。非社交的で、外出はもっぱら行きつけの場末のバーのみである。
“アンドロイド嫌い”としても有名であったが、皮肉なことにアンドロイド犯罪の担当に任命され、さらにはアンドロイド捜査官コナーとタッグを組むこととなる。
マーカス篇
NAME:カール
俳優:ランス・ヘンリクセン
V.O.:有本欽隆
世界的に著名な画家。2020年代を興隆したネオシンボリスト運動の中心人物だった。ユニークな才能で一躍人気アーティストとなったカールの作品の多くには何億もの値がつけられるほどだが、ベーコン以来の天才だと評する者もいれば、才能など微塵もないと評する者もおり、彼に対する評価は二分されていた。
独創的で刺激的な作風同様に、カールのライフスタイルも実に破壊的だった。彼のパーティーには、世間から白眼視される悪名高い有名人ばかりが集まった。その頃一時的に付き合っていた相手との間に息子を授かり、認知はしたものの、息子との関係は良好とはいえないものだった。
近年、悲惨な事故にあって脚が麻痺して以来、重度のうつ状態となったカールは、数年間隠遁生活を送っていた。友人から贈られたアンドロイド、すなわちマーカスのおかげで、最近では徐々に表に顔をだすようになり、絵画への情熱も取り戻しつつある。
NAME:ノース
Model:WR400
俳優:ミンカ・ケリー
V.O.:恒松あゆみ
ノースはトレイシーという名称でサイバーライフが発売したWR400型アンドロイド。ノースはアンドロイドの大義のためならば、命を捧げる覚悟だった。過去の出来事が原因で、人間に対して激しい憎悪を抱き、どんな犠牲を払ってでもアンドロイド解放の実現を望んでいる。
アンドロイド解放を目指す組織の一員として、マーカスとともにデトロイト都心での仲間の解放行動に加わる。
カーラ篇
NAME:アリス
俳優:―
V.O.:宇山玲加
トッド・ウィリアムズの娘。9歳の時に母親が家を出ていってしまってから、父親と二人きりで暮らしている。内向的で他人との間に壁を作っており、大きな家で父親の存在におびえながら、目立たないように暮らしている。口数も少なく、いつも悲しそうにしており、本の世界に逃避する。腕には常にキツネのぬいぐるみの「ティモシー」を抱いている。
修理されたカーラが家に戻ってきた時、アリスは妙によそよそしく振る舞う。
NAME:トッド
俳優:―
V.O.:黒澤剛史
元タクシー・ドライバーの失業者。自動運転車が一般化し始めた2021年に職を失った。その後、肉体労働やクラブの警備員などの職を転々としたものの、それらの職もすべてアンドロイドに奪われてしまう。ここ数年は、地元でレッドアイスやメタンフェタミンなどの薬物を売買するなど、非合法な仕事で収入を得るが、ほとんどは薬物の購入に使っている。
薬物売買や暴行の容疑で数回逮捕されているトッドだが、現在は郊外の質素な住宅で、幼い娘のアリスと、カーラという名前のアンドロイドと共に暮らしている。
妻が家を出ていってからというもの、トッドは過去の思い出やアンドロイドへの憎しみに囚われてしまい、現在の苦しい生活もすべてアンドロイドの責任だと思い込んでいるようだ。
物語における共感と感情移入
プレイヤーはコナー、マーカス、カーラを通じて、人間やアンドロイドの、さまざまな立場、状況を体験していくことになる。人間に虐げられるアンドロイド。「アンドロイドのせいで」壊れてしまった家族。それは命か? それともモノか?
プレイヤーが誰に、どの立場に共感、感情移入してさまざまな判断をするかによって、物語の印象も、そして物語自体も大きく変化していく。
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| 「アンドロイドのせいで」壊れてしまった家族。あなたは、アンドロイドとして主人の命令に従うのか? それとも子どもの命を救うために、自らを犠牲にしてでも行動するのか? アンドロイドと人間の間に本物の絆は生まれるのか? |
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物語の行く末
人間とアンドロイドの未来。物語の行く末を握るのは、あなたの感情と決断だ。
4月4日より、「HEAVY RAIN -心の軋むとき-」がPS Plus フリープレイにて提供開始!
Quantic Dreamの傑作にして、アドベンチャーゲームの金字塔「HEAVY RAIN -心の軋むとき-」のPS4リマスター版が「Detroit: Become Human」発売決定記念として2018年4月4日から5月8日までの間、PlayStation Plus加入者向けにフリープレイで配信中だ。
愛は、どこまで貫けるのか――。人は、どこまで許されるのか――。究極の感情体験を生む本作を是非、PS4で楽しもう。
(C)Sony Interactive Entertainment Europe. Developed by Quantic Dream.
(C)2016 Sony Interactive Entertainment Europe. Developed by Quantic Dream.
※画面は開発中のものであり、最終仕様とは異なる場合があります。
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