撃つ爽快感にアイテムハントの中毒性を加えた美麗シューティングRPG「Shadowgun Legends」プレイレビュー

プレイレビュー
0コメント 田中一広

MADFINGER Gamesの「Shadowgun Legends」は、これまでのシリーズ同様の美麗なビジュアルを持ちながら、ゲームジャンルはFPSからシューティングRPGに変化している。この変化がおもしろさをどう変えているのか、本稿で紹介したい。

MADFINGER Gamesが3月に配信開始したスマートフォン向けゲーム「Shadowgun Legends」は、同社のFPS「Shadowgun」シリーズの最新作。これまでのシリーズ同様、本作もビジュアルクオリティは圧倒的。スクリーンショットを見ただけでは、スマホゲームなのか家庭用ゲームなのか区別できないレベルだ。

一方、ゲームシステムにはRPG要素が足され、これまでの純粋なFPSから「ボーダーランズ」や「Destiny」のようなRPGシューターへと変化。この変化の結果、おもしろさはどう変わったのか? このレビューで紹介したい。

装備や能力が勝敗を左右する!シューティングRPG

ゲームの基本的な流れは、タウンでミッションを受注、ミッションを達成をめざしてシューティングステージをプレイするというもの。タウンでは、ミッション中獲得した装備を売ったり、新たなアイテムを購入したりして、準備を整える。世界観はこれまで同様、SF。舞台は未来の世界で、襲い来る敵はエイリアン。プレイヤーはエイリアンに対抗する組織「シャドウガン」の一員としてミッションをこなしていくことになる。ミッションを受注してステージをプレイするという流れは他のスマホゲームでもよくある形式だ。しかし、タウンの中もフル3Dで描かれており自由に移動できるという点で、家庭用ゲームに近い印象を受ける。

シューティングステージでは、敵を倒しつつ、次々指示されるポイントへ向かう。操作は、画面左側をスワイプして移動、画面右側をスワイプして照準の移動&方向転換。ショットはオートなので、照準を敵に重ねるだけでOK。最近のスマホ向けFPSで採用されることの多い操作方法だ。ちなみに、ショットは手動に変更することもできる。

銃撃は美麗なビジュアルエフェクトと効果音、さらにバイブレーションを組み合わせて演出されるため、爽快感に溢れている。「撃っているだけでも気持ちイイ」と感じられるレベルだ。シューティングゲームの最も基本的な部分の快感をしっかり押さえているので、敵とのバトルは非常に楽しい!

ステージ内は複数の部屋が通路によって繋がれており、広大さを感じさせる。ただ、スマホゲームということもあってか、大きさは1分程度で回り切れる程度。ビジュアル的には広さを感じるが、実際にはサクッと回ることができるマップだ。大きすぎない広さと、常に次の目標ポイントがアイコンで示されているということがあいまって、迷子になって時間をムダにしてしまうことはない。絶妙なレベルデザインだと感じた。

ステージ内には敵と撃ち合いをする以外に、ミニゲーム要素も登場。暗号コード通りにスイッチを動かすとか、装置に解除コードを打ち込むとかいった本当にちょっとしたミニゲームなだが、撃ち合いの途中に配置されていることで、ゲーム展開にメリハリが生まれている。細かい点だが、スマホゲームでは、同じタイプのバトルがえんえん続く形式のものも多いので、非常に新鮮だ。

こうした内容を見て行くと、本作はごく普通のFPSに思える。だが本作ではFPSではない。決定的な違いは、攻撃や防御に装備やスキルなどといった能力値が関わってくる点。攻撃力の高い武器を装備していれば、同じ敵を同じように撃っても大ダメージを与えられるし、防御力の高い防具を装備していれば、同じ攻撃を受けてもダメージが減少する。勝敗にプレイヤースキルだけでなく、能力値が関わってくるのだ。

このため、攻撃が命中していても、能力値が低いと全然ダメージを与えられない…という状況が発生する。FPSに慣れているプレイヤーの中には、「自分のエイミングはバッチリなのに、全然キルできない!」と不満に思う人もいるだろう。ただ、本作はあくまでシューティングRPG。見た目こそFPSと近いもののFPSではないので、この点は「こういうもの」という形で納得するほかない。それに、シューティングRPGにはシューティングRPGならではのおもしろさがあるのだ。

高い中毒性!RPG由来のアイテム集め

シューティングRPGならではおもしろさは、アイテム集めやキャラの育成といった、「RPG」由来の部分にある。本作でも、ステージ内でドロップする強力なアイテムを集めていくのが魅力になっている。強力なアイテムを装備すれば、苦戦していた敵も楽に倒せるようになるため、強力なアイテムを手に入れた時は装備してみたくてウズウズ!

「もっといいアイテムを手に入れるために次のステージをプレイしたい!→手に入れたアイテムの強さをすぐ試したい!」というループは、本作に中毒性を生み出している。

また、シューティングRPGというシステムによって、マルチプレイ対戦のハードルが下がっていることも特徴といえるだろう。本作にも、1VS1の「デュエル」や、4VS4の「アセンダンシー」、協力プレイで挑むダンジョン「雷拳」など、マルチプレイが存在。マルチプレイには、FPSでいう「ランクマッチ」のように、「名声」というパラメーターが賭かっているため、勝敗に一喜一憂するアツいプレイが楽しめる。

FPSのマルチプレイ対戦の場合、プレイスキルに差があると、ほとんど勝つことはできない。もちろん、練習を繰り返してプレイスキルをアップさせれば勝てるようになる。しかし、プレイスキルをアップするためには、それなりに時間がかかる。たいていの人は、プレイスキルがアップする前に挫折してしまうことの方が多いだろう。

しかし本作は、能力値アップによってプレイスキルを補うことが可能なので、新しい装備を手に入れたタイミングで「今度こそ勝てるかも…」という気分にさせてくれる。時間さえかければ、勝てる可能性が生まれるのだ。

もちろん、プレイヤースキルが重要でないわけではない。対戦時のマップ内の立ち回りや、相手と遭遇した時のエイミングの速さ、正確さなどといった面ではプレイヤースキルが強く影響する。このため、FPSでエイミングや立ち回りに慣れているプレイヤーは、対戦でも強さを存分に発揮できるだろう。

思わず没頭してしまうおもしろさ!今スマホゲームを遊ぶならコレ

「Shadowgun Legends」は、これまでの美麗グラフィックと爽快感溢れるシューティング要素に、RPGの持つアイテム収集・育成の楽しさが加わったことで、中毒的なおもしろさを持った作品になった。スマホゲームといえばヒマつぶしに遊ばれることの多いゲームも多いが、本作はクオリティ面でもゲーム面でも、コンシューマーゲームのように長時間没頭してしまう魅力を持っている。

「今スマホで遊ぶゲームでオススメはどれ?」と聞かれたら、確実にこの作品を挙げるだろう。生粋のFPSファンからすると、純粋にプレイヤースキルのみで決着がつかない点は微妙に映るかもしれないが、是非FPSとは別ジャンルの作品としてプレイしてみてほしい。とても楽しい作品だ!

※画面は開発中のものです。

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