セガゲームスが現在事前登録受付中のiOS/Android用アプリ「D×2 真・女神転生リベレーション」。配信に先駆けて参加した関係者向けテストプレイのインプレッションをお届けします。

「D×2 真・女神転生リベレーション」は、25周年を迎えた「真・女神転生」でおなじみのシステムがスマートフォンに最適化された完全新作RPG。

原作であるアトラス監修のもと“現実世界に登場した悪魔”をコンセプトに、シリーズではおなじみの悪魔デザインが3Dで再現。さらに「PSYCHO-PASS」の脚本を手掛けた深見真氏のシナリオや、「逆転裁判」シリーズを手掛けた岩元辰郎氏によるキャラクターデザインと、豪華クリエイターの競演も見所です。

シリーズの途中から入るのは少し勇気がいるけど、完全新作なら「真・女神転生」を遊んだことがなくても大丈夫なはず…ということで、“メガテン”デビューとなる筆者が一足先に体験したテストプレイの模様をお届けします。

主人公の性別を選びデビルダウンローダー、通称“D×2”に任命されると、勝手知ったる秋葉原の路上(Gamer編集部から徒歩10分)で模擬戦が開始。3Dで動き回る悪魔の背景には、駅前のセガやドラッグストア、免税店などが完全再現されていて、相乗効果でテンションが上がります。

バトルでは、敵味方それぞれが左上のプレスターンアイコンの数だけ行動が可能で、このアイコンがなくなると相手のターンになります。1回のスキル使用で1つのアイコンが減りますが、相手の弱点属性を突くことで、ボーナスターンが発生して多く攻撃することができます。上手く弱点を狙えば優位に立てますが、一歩間違えばボコボコにされてしまう特徴的なシステムが「プレスターンバトル」なのです。

バトル画面右側の「デビルアナライズ」には敵のステータスが表示されていますが、初見の悪魔の情報は隠されているので、実際に各属性で攻撃することで情報を開示していきます。しかし弱点の他にも、耐性やダメージの無効化、反射、吸収とやっかいなものもあるので、軽い気持ちで試すと痛い目にあいます。なにかとシビアで緊張感溢れるバトルですが、フレンドの悪魔をサポーターとして連れて行ったり、確率で発生するほかのプレイヤーからのアシストに助けられたりしながら、その極意を学びたいと思います。

MPは毎ターン3ずつ回復します こちらからもアシストが可能です

さて、秋葉原で幕を明けた本作では、未知の知的生命体ヴェニタスとその信奉集団アコライツと戦うという壮大な物語が描かれます。冒頭でサラッと触れましたが、“D×2”とはスマートフォンの専用アプリから悪魔を召喚し使役する能力者で、主人公は世界を守る秘密組織「リベレイターズ」に所属することになります。

オープニングムービーも必見です

秋葉原にあるリベレイターズのシェアハウス(アジト)には、小学生に大人気の動画配信者・布施太郎(コードネーム:メガキン)、超名門校に通うガンマニア・龍造寺梨花(コードネーム:テンプラドラゴン)、上海からの留学生でサーフィンとホラー映画鑑賞が趣味の孫翔(コードネーム:チョークイーター)、深夜アニメと女の子が好きな女子高生・上田リリン(コードネーム:アイリーン)などが集います。

ストーリーでは、秋葉原など各所を舞台に、新型ドラッグや連続殺人とアコライツ絡みの事件を解決していきます。一見平和に見える社会の裏側が垣間見えるシナリオと、登場人物たちのエッジの利いた会話のバランスが絶妙です。

拠点となるアジト 仲間はかなり個性的です

本作では人間の仲間はもちろんのこと、召喚した悪魔も頼りになる“仲魔”として成長させていきます。悪魔たちは基本的に「召喚」でも入手できますが、バトルで遭遇した悪魔と「交渉」をしたり、悪魔同士を合体させてまったく新しい悪魔に出会うことも可能です。

悪魔の強化はアジトの「万魔の社」から行います。経験値を獲得させる“捕食”、パラメータの上昇やスキルを開放する“覚醒”、悪魔から悪魔へスキルを引き継ぐ“継承”、悪魔に装着させることでステータスを増加させる“烙印”、そしてレアリティ上昇、レベル上限を開放する“転生”で、好みの悪魔を自由に育てることができます。合体や転生、スキル継承を繰り返すことで自分だけの強力な悪魔を作れます。

捕食 烙印
悪魔合体では合体結果から選ぶことも どの組み合わせで作るかも簡単に選択可能

ちなみに悪魔の合体では、素材となる悪魔の種族とグレードによって生まれる悪魔が決定。さらに悪魔たちは、基本となる「素体」のほか「荒神」「加護」「異能」「防魔」のアーキタイプで分類されており、合体では必ず素体を含ませる必要があります。あれこれ考えると深みにハマる悪魔合体ですが、思考を重ねて目当ての悪魔を手に入れるもよし、とにかく重ねて出会った悪魔を可愛がるもよし、お好みのプレイスタイルでたくさんの悪魔と出会いましょう。

合成は素体同士も可能です 「セイテンタイセイ」は
種族が“破壊神”、グレードが“61”

最後に、異界に通じる3Dダンジョン「アウラゲート」を紹介します。アウラゲートは1日のうち決まった時間に解放され、行動ポイントを消費しながら探索を行い、ボスを倒しながら最深部を目指すコンテンツ。ここでは一人称視点でダンジョンを進み、悪魔合体などで使うマグネタイトをはじめとしたアイテムや、バトルで経験値を得ることができます。また、フロアを徘徊する強力な悪魔を他のプレイヤーと一緒に倒したり、他プレイヤーの倒された悪魔の“仇討”をしたりと、オンライン要素も楽しめます。

オートの探索も可能です 仇討では他のプレイヤーの編成で戦えます

このほかにも、他プレイヤーと対戦してランキングを競い合う「D×2デュエル」や、悪魔たちが作ったテーマパークでクエストに挑戦する「ジゴクパーク」など、たくさんのコンテンツが用意されています。個人的には、実在するリアルな街でのバトルと、悪魔よりエグい人間の悪意が描かれたストーリーを楽しめました。本作には150体以上の悪魔が登場するとのことなので、テストプレイで出会った悪魔はもちろん、新たな悪魔との出会いにも期待しつつ、配信開始を待ちたいと思います。

※画面は開発中のものです。

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