YostarがiOS/Android向けに配信中の“擬人化艦船少女×シューティングRPG”「アズールレーン」。急激に注目が集まり始めた、まさに擬人化美少女界隈の“黒船”的存在の本作の魅力をお伝えする。

目次
  1. 艦隊を操舵し、砲弾の雨をかいくぐる!弾幕STGのスパイスが効いた“アズレン”
  2. 何をするゲームなの?
  3. 艦隊を編成しよう!
  4. 艦船の種類が多すぎて分からない!
  5. 委託を活用しよう!
  6. 勝てなくても問題なし!美味しいことだらけの“演習”
  7. 強化≠レベリング!勘違いしやすいアレコレ
  8. “操作する”という、たった一つのアクションの違いが生んだ化学反応

艦隊を操舵し、砲弾の雨をかいくぐる!弾幕STGのスパイスが効いた“アズレン”

本作は、実在する駆逐艦、巡洋艦、戦艦といった艦船を美少女化した擬人化艦船少女×シューティングRPGだ。

プレイヤーは新米の司令官として、歴史上の艦船の能力を有した艦船少女たちを指揮し、人類の脅威となる異形の外敵「セイレーン」、ひいては各々が所属する国家の思惑を孕んだ艦船少女たちと戦っていくことになる。

ミリタリー系の擬人化タイトルは国内でも大きなシェアを誇っているが、本作がほかの作品と一線を画しているのは戦闘システムにシューティング要素を盛り込んでいるところだ。戦闘では、バーチャルスティックで艦船少女たちを操作しつつ、魚雷、航空支援、砲撃といったアクションを任意のタイミングで実行していく。

シューティングゲームというとアクションが苦手な人は敬遠してしまうかもしれないが、基本的な攻撃は自動で行われるほか、オートバトル機能も備わっているため、プレイヤースキルによる攻略の比重はさほど高くはない。

ただ、プレイヤーの操舵次第で艦船少女たちの被弾を抑えることができたり、魚雷の撃ち方によってより効率的なダメージを与えられるなど、プレイヤースキルがしっかり反映される部分が残っているのも本作の秀逸なゲームデザインの一つだ。

何をするゲームなの?

イラストリアスお姉ちゃんとキャッキャウフフする

……というのは真実であるのだが、あまりにも雑すぎるので真面目に紹介しよう。

本作にはストーリーが用意されているため、出撃して章を進めているだけでも十分に「アズールレーン」の世界を楽しむことができる。

また、好きな艦船少女たちをひたすら育成するのもオススメだ。本作には親密度があり、出撃を繰り返したり強化してあげると普通友好好きと徐々に変化していく。親密度によって艦船少女たちのセリフも変化するので、お気に入りの子ができたらこまめに話を聞いてあげてほしい。彼女たちの好みや人柄(?)などが判明し、もっと好きになれるはずだ。

すべてを包み込む、女神のごとき優しさを持つイラストリアスちゃん

とはいえ、本作の醍醐味は貴重な装備や艦船少女を狙ったレアドロップ掘りにある。基本的に艦船少女は建造によって入手できるものの、中にはドロップなどでしか手に入らない艦船も存在する。以下では、本作を始めたばかりの司令官に向けて、最初のうちに押さえておきたいポイントを紹介する。

艦隊を編成しよう!

1つの艦隊は、駆逐、軽巡、重巡、戦艦(巡洋戦艦)、空母(軽空母)、特殊艦(砲艦、工作艦など)といった複数の艦種から6隻を選んで編成される。本作には前衛後衛という概念があり、前衛は【駆逐・軽巡・重巡】から3隻、後衛はそのほかの艦種から3隻選択できる。

右側が前衛、左側が後衛(主力艦隊)
なお、前衛は手前側が先頭になるので、打たれ弱い艦船を中央に配置することで生存率が上がるかもしれない。

前衛は実際にプレイヤーが移動などの操作を行う艦船少女たちで、いわば戦闘の主役だ。敵の艦船少女と真っ向から撃ち合うのも彼女たちなので、火力も大切だが墜とされない“硬さ”が重要になる。

後衛はプレイヤーが直接動かすことはできないが、配置された艦船少女次第で航空支援や砲撃といったコマンドを任意に発動できるようになる。後衛に空母がいない場合は航空支援を行うことができず、逆に戦艦などがいない場合は砲撃を行うことができなくなってしまうので注意しよう。

また、後衛に配置できる艦船少女は、味方に対して強力なバフをかけてくれるスキルを持っていることが多い。航空機や砲撃による火力を担うだけでなく、さまざまな支援を行うことも彼女たちの大切な役割なので、艦隊を編成する際は一度じっくり彼女たちの持つスキルを確認してみると良いだろう。

艦船の種類が多すぎて分からない!

先述した通り、艦船少女はいくつかのカテゴリーに分類されている。それぞれ細かな特徴の差異はあるものの、ここではカテゴリー毎の大まかな特徴を挙げていく。

駆逐艦

軽装甲・低耐久の代わりに低燃費・高機動・高回避がウリの艦船少女。魚雷による火力が非常に高く、持ち前の高機動・高回避を活かしたヒット&アウェイが有用な反面、耐久力はお察し。マニュアル戦闘向きで、プレイヤーの操舵スキルがある意味最も反映される艦船たちである。

余談だが、駆逐艦はほかの艦種に比べて小型なためか、ロリロリな子が多い上に多彩な属性・設定を持った子がたくさんいる。司令官の趣味を幅広くカバーしてくれる頼れる存在なので、きっとお気に入りの一隻が見つかるはず。僕はクレセントちゃん!

軽巡艦

駆逐艦よりも火力・耐久を向上させた艦で、さまざまな局面で戦えるオールマイティな艦種。魚雷の代わりに副砲を装備させたり、重巡並みの高耐久を持っていたりと、艦船少女毎の特徴が大きく異なっていたりする。人によっては、最もお世話になる機会の多い艦種だろう。

重巡艦

重装甲・高耐久という、まさに味方の盾となる艦船少女たち。火力も軽巡艦より向上しているが、機動力や回避性能に関しては低下している。最大の特徴として、重巡艦に属する艦船少女の一部は味方への攻撃を軽減 or 防いでくれるシールドを展開するスキルを有している。味方の生存力を大きく引き上げてくれる存在なので、建造できた際にはぜひ優先して育てて上げよう。

戦艦

全艦種の中でも最高の耐久力を誇る鉄の要塞。旗艦が撃沈させられると撤退を余儀なくされる本作において、高耐久・高火力が自慢の戦艦はその座に着くに相応しい性能を持っている。代わりと言っては何だが、回避性能に関しては全艦種の中でも最低レベルなので、攻撃を避けることはまず期待できない。

また、艦隊に戦艦を編成することで、砲撃を行うことができる。砲撃はマニュアルで行う場合威力アップボーナスが付くものの、素早く狙いを定められるようになるまで慣れが要るだろう。そういう時は、一瞬だけオート戦闘に切り替えることをオススメする。オート戦闘では、どんな距離でも砲撃を必中させてくれるので非常に便利だ。

ただし、この時に魚雷や航空支援のリロードが完了していると一緒に実行してしまうため、後々の強敵に備えてこれらを残しておきたい場合はあらかじめ注意しておこう。

右下の砲撃コマンドを押し続けている間、画面に照準が表示される。艦隊を動かして照準を敵艦に合わせよう。

空母

空母は、戦闘機や爆撃機などの艦載機を搭載した艦のこと。空母を艦隊に編成すると、戦艦の砲撃と同様に一定時間すると航空支援を行えるようになる。

本作において、航空戦は特に重要になる。敵の航空機から味方の前衛を守ってくれるだけでなく、航空支援による攻撃が非常に強力で、画面に映っているすべての敵を一瞬で掃討してくれることも珍しくない。できれば各艦隊に一隻は配備しておきたい重要な艦種だ。

特筆すべきは、航空支援発動時に画面に映っている敵の弾をすべて消してくれること。シューティングゲームに明るい人ならば、「ボム」を想像してもらえれば分かりやすい。意外と知らない人も多く、特にストーリーが進んでいくと敵の弾幕も分厚くなるため、頭の片隅に覚えておくときっと役立つ場面があるはずだ。

航空支援を行うと、敵艦に目掛けて魚雷を発射したり、上空から爆撃を行う。これらは空母に装備されている艦載機の種類によって変化する。

委託を活用しよう!

ストーリーを進めていくと、委託が解放される。これは、艦隊を一定時間派遣することで経験値や燃料、資金といった資源が手に入るというもので、いわゆる遠征などに当たるシステムになっている。

時間当たりの経験値効率は決して良いとは言えないものの、序盤は第一艦隊を育成するので手一杯なはずなので、こちらに編成していない艦船少女を回しておくと後々のレベリングがスムーズになる。特に、駆逐艦などの打たれ弱い艦は、無理やり高レベル帯の海域に引っ張り出してレベリングすることも難しいので、優先して委託に回してあげることをオススメする。

委託には条件がある時もあるので注意しよう。

勝てなくても問題なし!美味しいことだらけの“演習”

演習は、同じ階級のプレイヤーと戦うコンテンツで、勝敗に関わらず報酬として“戦果”がもらえる。戦果はショップにてさまざまなアイテムや艦船少女と交換することができる。

演習は勝っても負けても同一の司令官&艦船少女経験値がもらえるほか、挑まれたプレイヤーには一切影響がなく、資材を消費することもない。負けた場合のデメリットはスコアが上がらないことともらえる戦果が低下するだけなので、積極的に消化していこう。むしろ、序盤は効率の良いレベリング手段の一つとして割り切ってしまっても問題ないだろう。

強化≠レベリング!勘違いしやすいアレコレ

ドックでは、艦船少女の限界突破や装備の変更などが行える以外に、ほかの艦船少女を素材として強化を行うことができる。勘違いしやすいが、本作における強化は経験値を獲得できるものではない。ほかの艦船少女を素材にすることで、該当したパラメーターを文字通り強化することができるのだ。

また、艦船少女によって強化できるパラメーターは決まっている。例えば「イラストリアス」なら、航空・装填の2つを強化することができる。火力や雷装を強化できる艦船少女をいくら素材にしても意味がないので、素材にする前にしっかりと誰がどのパラメーターを強化してくれるのかしっかり確認しておこう。

このような仕組みから、強化によってどれだけ艦船少女を素材にしても、強化した艦船少女のレベルが上がることはない。逆に、どれだけレベルを上げても強化可能な分のパラメーターが上昇することはない。いわゆる“経験値が大量に獲得できる素材キャラ”というのも、今のところ本作には存在しない。

“操作する”という、たった一つのアクションの違いが生んだ化学反応

擬人化コンテンツというのは、昨今では目新しさがあるわけではない。むしろ、手垢が付ききってしまったジャンルでもある。しかし、同様のコンテンツが飽和している現状でも、「アズールレーン」には本作ならではの特徴がしっかりと際立っているように感じた。配信が始まってからまだ日の浅い今だからこそ、興味の湧いた人はぜひプレイしてみてはいかがだろうか。

ローディング画面のイラストも美麗で見応え抜群なのも嬉しいポイントだ

※画面は開発中のものです。

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