ソニー・インタラクティブエンタテインメントは、ロサンゼルスにて開催中の「E3 2016」において、「Detroit Become Human」のメディアセッションを実施した。
「Detroit Become Human」は、プレイヤーの選ぶ一つ一つの選択によって物語の結末が変わるアドベンチャーゲームだ。
開発は「HEAVY RAIN -心の軋むとき-」「BEYOND: Two Souls」を手掛けた、フランスを拠点としているQuantic Dream(クアンティック・ドリーム)。プレイヤーの感情を突き動かすインタラクティブな手法やストーリーライン、モーションキャプチャーを駆使した繊細な人物描写を得意とするスタジオだ。
本作の舞台は、アンドロイドが日常の中に存在する近未来。彼らは人間のように動き、話し、ハウスメイドや教師など一般的な職業に就いて働いている。その一方で、人間に反抗とするアンドロイドもいる。
物語の中心人物の一人である男性アンドロイド「コナー」は、冷静沈着で頭脳明晰、クレバーなアンドロイド。プレイヤーは彼を操り、一つ一つの選択を重ねながら、物語の行く末を見守るのだ。
メディアセッションでは、E3 2016 PlayStation プレスカンファレンスで披露されたトレーラーと同じシチュエーションのプレイデモも見ることができた。舞台は高層マンションの一室、アンドロイドのダニエルが所有者の家族の娘を誘拐し、ベランダの縁に立ってまさに飛び降りんとしている。この誘拐された女の子を救うのがコナーのミッションだ。
デモは、まずコナーが誘拐事件が起きているマンションの一室にやってくるシーンからスタート。エレベーターを降りてからベランダに向かうまでの間、コナーはさまざまな行動を取ることができる。家族写真を目にして個人情報をスキャンしたり、水槽から飛び出た熱帯魚を水の中に戻してあげたりと、事件解決に必要であろうものから本当に些細なことまで、行動するかしないか選ぶことができる。そしてこの間に取った選択で、ミッションの成功確率が上下するのだ。ミッションの成功確率は上下したタイミングで都度表示される。
本作の大きな特徴は「リコンストラクト」と呼ばれるシステム。ある物体をスキャンすることで、物体がその状態になる直前にどう操作されたかを映像で知ることができる。これは殺害された人間に対しても可能で、銃痕などをスキャンすると、殺される直前にどんなシチュエーションの中にいたかがわかるのだ。さらにリコンストラクトによって再現された映像の中にもヒントが隠されており、それを見つけるとミッションの成功確率が上がる。
こうしてさまざまな手がかりを得たコナーは、いよいよダニエルと対峙することに。ここではコナーはネゴシエーターとしてダニエルと相対するわけだが、ダニエルの問いや要求に対してどう答えるかも、プレイヤーが選択できる。
ゲームでは複数の選択肢が画面内に現れるのだが、ウィンドウ形式ではなく、コナーのすぐ近くに選択肢と対応するボタンが浮かび上がるだけとかなりシンプル。しかしそれによって、映画のようなシーンにただよう緊張感を維持したままゲームが楽しめるようになっている。
ヘリコプターを遠ざけろという犯人の要求にどう答えるのか? 銃を持っているだろうと疑う犯人に対して、本当のことを言うのか、嘘をつくのか? 自分の選択によって結末が変わる緊張感は、ドラマティックなストーリーへの没入感を高めてくれる。「Detroit Become Human」は、次世代のアドベンチャーゲームと言えそうだ。
(C)Sony Computer Entertainment Europe. Developed by Quantic Dream.
※画面は開発中のものです。
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