編集部注目のスマートフォン向けゲームアプリを毎週レビュー!今週は、iOS/Android向け刀剣育成シミュレーション「刀剣乱舞-ONLINE- Pocket」を紹介!

今週のおすすめはiOS/Android「刀剣乱舞-ONLINE- Pocket」!

刀剣育成SLG「刀剣乱舞-ONLINE- Pocket」は、DMMとニトロプラスが手を組んだブラウザゲーム「刀剣乱舞-ONLINE-」のスマートフォン版アプリ。スマートフォンに最適化された操作やUI、そしてPC版とのデータ連動ができる点が最大の特徴だ。

ユーザーは”審神者”(さにわ)となり、名だたる刀剣が姿を変えた“刀剣男士”(とうけんだんし)を集めて育て、歴史改変を目論む”歴史修正主義者”に勝利していく。

審神者のお務めを開始したら、まずは「本丸」をチェック。本丸はすべてのページに繋がる拠点で、新たに追加された右上の「目録」ボタンから全メニューが確認できる。さらに本丸の画面上を長押ししフリック操作をすれば、指先の動作ひとつで「出陣」「結成」「手入」のページに遷移でき、育成や戦闘がより捗る。

左下の「表示」タブから各部隊の動向も把握できる

本作では、「鍛刀」で刀剣男士を作成し「錬結」で強化、準備ができたら合戦場へ「出陣」するのが基本的な流れだ。「鍛刀」には4種類の資源と依頼札が必要となり、いずれも出陣や任務、遠征などで入手できる。消費する資源によって作成できる刀剣が異なるので、さまざまな組み合わせを試してみよう。これを繰り返し、6人の刀剣男士たちを「結成」画面で編成すれば、自分だけの部隊の完成だ。なお、大事な刀剣男士たちは”保護”することを忘れずに。

依頼札の所持数は「鍛刀」画面で確認が可能 長押しフリック入力の恩恵を最も感じられた瞬間
刀剣男士の登場シーンはすべてフルボイスだ 結成>選択>入替で表示される「刀剣男士選択」
画面左側の鍵ボタンをタップで”保護”完了!

部隊が完成したら、仲間になった刀剣男士を「錬結」と「刀装」で強化してみよう。「錬結」では刀剣男士を素材にすることで、打撃、統率、機動、衝力の4つの能力が上昇。ちなみに、「内番」では、この4つに加え生存と偵察の能力が確率で上昇するほか、刀剣男士の普段とは違う衣装や掛け合いを見ることができる。

打撃=攻撃力、統率=刀装の防御力、機動=すばやさ、衝力=敵を後退させる力、生存=体力、偵察=索敵の成功率
刀剣男士たちの平穏な日常が垣間見える

また、「刀装」とは刀剣男士に装備する”兵士”を指し、「鍛刀」同様に4つの資材を消費して作成する。資材の消費量によって軽歩兵や、槍兵、投石兵など、それぞれ特徴を持つ10種類の兵士が作れる。さらに並、上、特上のレアリティも存在し、これを装備することで刀剣男士の能力が上昇する。また刀装にも生存力があり、戦闘中に攻撃力を受け生存力が「0」になると消滅してしまうので、気をつけよう。

所持している刀装は結成>キャラを選択>装備>「+」ボタンを押下した”装備選択画面”で確認できる

刀剣男士の作成と強化ができたら、ついに合戦場での戦闘だ。「出陣」から時代と地域を選択していくのだが、「鎌倉時代の阿津賀志山」から「幕末の京都」まで、誰でも耳にしたことのある歴史の要所が舞台となっており、特定の刀剣男士を編成するとゆかりのあるエピソードが語られることもある。

同じ持ち主の元にいた2口の会話だが、持ち主は一体…

敵部隊が点在する合戦場のマップではボスマスを目指して行軍していき、ボスを討伐すると次の合戦場が開放される。ただし、戦闘で傷ついた刀剣男士に無理をさせると"破壊"となり失ってしまうこともあるので、行軍中は刀剣男士たちの疲労度や負傷具合に注意したい。また、同じ合戦場を何度かクリアすると”検非違使”が出現。検非違使はほかの敵と比べかなりの強敵だが、勝利するとレアな刀剣男士を確率でドロップするので、挑戦してみよう。

部隊長が重傷になったら強制的に本丸に帰還させられる。すぐに「手当」してあげよう!

戦闘に入ると偵察(索敵)、陣形の選択、遠戦による先制攻撃の後、攻撃に移行。索敵で敵部隊の動向を探り、成功すると敵部隊の「陣形」が判明するので、6つある陣形の中から有利な陣形を選ぼう。なお、索敵を成功させるには、刀剣男士の「偵察」の能力が必要だ。

また、先制攻撃は、投石兵、弓兵、銃兵のいずれかを装備した刀剣男士・敵がいる場合にのみ発生。味方部隊・敵部隊ともに同時攻撃が行われる。先制攻撃を終えると通常の攻撃に移り、2巡すると終了だ。

有利な陣形を選択すると刀剣男士の統率が大きく上昇し、敵から受けるダメージを減らせる

さらに、戦闘では7種類の刀剣男士たちの特徴や、特殊な戦場の効果が戦闘に大きく作用する。例えば基本能力の高い大太刀や薙刀は、通常時の戦闘では強力な範囲攻撃や相手部隊全員にダメージを与えることが可能だが、夜の平野や室内で行われる「夜戦」「屋内戦」などでは攻撃範囲の制限などで不利になる。逆に短刀は基本能力は低いが、遠戦で活躍する刀装が装備でき、「夜戦」「屋内戦」で本領を発揮する…など、刀剣男士の特徴を把握し、合戦場に合わせた部隊編成を練るのがポイントだ。

そのほかにも、専用のカットインが流れる”真剣必殺”や、打刀と脇差の連携攻撃”二刀開眼”など戦闘を熱く盛り上げる特殊な演出もあるので、戦いの中でぜひ確認してほしい。

一通り遊び方を紹介してきたが、初心者の審神者はとりあえず「任務」をこなしていくことをおすすめする。1回限りの主要任務と、他の審神者と模擬戦を行える「演練」や資源を回収できる「遠征」などを毎日クリアする日課任務が用意されており、これらを達成すれば序盤に不足しがちな資源やアイテム、経験値も入手できる。

最後になってしまったが、本作最大の魅力である刀剣男士のパーソナリティに触れておきたい。現在52口の刀剣男士が実装されているが、いずれも日本史上に実在・あるいは説話に登場する名刀で、その持ち主も日本史に名を残す偉人が名を連ねている。

本丸に迎えた刀剣男士は「刀帳」に記録されていく

例えば、審神者の務めを終えて「本丸」に帰還した筆者を癒やしてくれるのは近侍の薬研藤四郎。薬研を貫く切れ味を持つが主人の腹は切らないという逸話があるこの刀は、線の細い美少年の容姿だが、その言動は豪胆かつ寛容で慈愛すら感じられる。それぞれの刀剣の持つ時代背景や持ち主の逸話が刀剣男士の性質や個性を形成しているため、知れば知るほどキャラクターに厚みが増し、台詞に血が通っているのを感じることができる。

筆者は本丸放置時の「大将居眠りか?体冷やすなよ」という台詞を聞いてから眠っている

ちなみに本丸の背景は「景趣」にて小判で購入することができ、四季折々の刀剣男士と本丸を演出して楽しめる。今回初めて本作に触れる審神者はもちろん、PC版からの歴戦の審神者も自分だけの本丸をポケットに携えてみてはいかがだろう。

※画面は開発中のものです。

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