ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジアより、2014年3月6日に発売を予定しているPS Vita「SOUL SACRIFICE DELTA(ソウル・サクリファイス デルタ)」。発売直前特集第3回は新たな魔法や各種システムを紹介。

新たな魔法の登場で戦略性もアップ「新・魔法」
「SOUL SACRIFICE DELTA」では、ハイテンション&ハイスピードな魔法バトルがさらにパワーアップ!
古代の地層
自分の周りの地面を持ち上げる魔法。手の届かない部位を攻撃したり、魔物の攻撃を避けることもできる。
寄生花の種
魔物に寄生花の種を植え付けて、動きを遅くする。さらに、植え付けた種に回復系魔法を与えることで、体内で成長させ開花と共に大ダメージを与えることができる。
癒しの花弁
「鉄風車の翼片」に似ているが攻撃魔法ではなく、遠距離に居る仲間に当てて体力を回復させることができる。魔物に植え付けた「寄生花の種」を開花させることも可能。
隆起魔法
巨大から巨大な拳を突き上げる近接の隆起供物がさらにパワーアップ。「ソウル・サクリファイス」では突き上げる拳は一つだけだったが「デルタ」では大量の拳が突き出る。さらに力を溜めながら移動することも可能になっており、性能だけでなく使い勝手も大幅に向上している。
右腕の斬呪血
自らの血を刀に変え、高速で敵を切りつける。発動する度に体力が減り、使い続けると瀕死になってしまうが、その分威力も高く、瞬時に発動することができる。
奇兵の獣毛
ワーウルフの体を覆う獣毛を元に発動させる魔法。強力な炎を呼び起こし、周囲を焼き払う。
痺れ岩の鋭片・槍頭の破片
槍を生み出し、連続で突き攻撃を繰り出す。属性によっては特殊な強欲攻撃を放つ。
魔法の進化でバトルがより面白く「魔法連携」
本作では魔法同士を組み合わせることで第三の魔法を生み出す魔法連携が可能となっている。もちろん、既存の魔法にも手が加えられているものもある。進化を遂げた魔法の中から、特徴的なものを紹介しよう。
石魔人の心臓+魔犬の喉笛
「石魔人の心臓」などで召還したゴーレムは強力だが、その場を離れることはできなかった。しかし今作では、「魔犬の喉笛」などでゴーレムを分裂させ、魔物に向かわせることが可能になる。
回復変化魔法+近距離魔法
地面に潜って回避する魔法と「巨雷神の腕」などの近距離魔法を使用することで地上に飛び出すと共に強力な打撃攻撃が発動する。
盾魔法+ブレス魔法
盾魔法発動時に同属性のブレス魔法を当てることでより盾が巨大化する。例えば「溶岩鍋の蓋」で仲間が発動した盾に「炎竜の牙」でを当てることで盾が巨大になる。
近接武器魔法+変性(機雷)魔法
属性を持たない「戦斧の破片」等の近接武器魔法に「綿毛」を取り込むことで属性を付けてより強力な魔法にすることができる。例えば「氷の綿毛」を取り込めば氷属性の剣が生まれる。
変化(突進)魔法+装備(剛腕)魔法
「岩虫の甲殻」などの供物で巨大な岩石と化した仲間を、「巨人族の腕」のタメパンチで殴って敵に向かって突進させれば通常より大きなダメージを与えることが可能になった。
神速斬
素早い移動が可能になる「隼の羽」と、近接の武器魔法を組み合わせることで、目にも止まらぬ速度で敵を切りつける。
綿毛+球根
設置後、魔力が触れることで爆発する球根も、「デルタ」ではさらなる進化を遂げている。設置後に周囲の空中に機雷魔法である綿毛を放つことで、その綿毛を吸い込んで強力な爆弾に変えて打ち上げるのだ。
治癒波動
「咆哮」には回復効果を仲間に飛ばす「治癒波動」や状態異常を体外に放出する「状態異常拡散」等、攻撃以外の用途が多数追加されている。
樹木融合
同じ種類の木の実を合成して効果を強化したり、違う種類の木の実を合成して特殊な効果の木の実を作ることができる。
特殊効果例
・効果中、使用する魔法の時間を延ばすことができる。
・効果中、敵のどんな攻撃でも1回だけ防ぐことができる。
・壊れた供物を復活させることができる。
などの特殊効果がある。
進化する魔法バトルでは魔物の力が活用可能に
今作では、ボスクエストをクリアした際の報酬が2つに増えている。新たに増えた供物は、そのボスの特徴を色濃く反映したものとなっているので、ボスを倒す楽しみがアップしているぞ。
ケルベロス
衛兵の槍片
ケルベロスの槍の欠片からなる供物。呪いの雷撃が地を這い敵を襲う。
衛兵の列槍
ケルベロスの魔力で発動した魔槍を装備し、ジャンプして敵を刺突する。
シンデレラ
美脚女の靴
誰よりも愛されたいという強固な執念が宿った供物。ガラスの靴を召還し、周囲を踏み潰す。
美脚女の爪
繊細な輝きを持つ美しい供物。魔力を込めた蹴りで衝撃を発生させる。
ジャック・オ・ランタン
没兵士の炎岩
巨大な魔塊と化して敵に突進する。仲間に殴ってもらって突進の威力を高める魔法連携も可能だ。
没兵士の小手
戦場へと駆り立てられた兵士達の念が宿る供物。両腕から放出された拳状の魔力が宙を舞い敵を追尾する。
デュラハン
虐剣士の縛鎧
デュラハンの頭蓋の欠片からなる供物。首無騎士の魔力によって生まれた鎧。防御力が高まる。
虐剣士の鎖片
デュラハンが自らの頭を撥ねた時の衝撃を爆ぜると言われる供物。
新たな禁術
自らの肉体を犠牲にする禁じられた魔法、「禁術」。発動後はその代償を追うことになるだろう。
ルシファー
両脚を翼に変えて飛翔し宙から敵を刺し貫く。使用後は脚が代償として破壊され回避行動が出来なくなり、移動速度も低下する。
前作に引き続き収録される禁術
サラマンダー
全身の皮を代償に炎の力を得る。代償として防御力が半減する。
エクスカリバー
心臓を代償に魔剣の力を得る。代償として体力が減り続けるようになる。
生贄魔法・グングニル
瀕死の仲間を生贄にすることで発動。仲間の体から引き出した脊髄と内臓が、鋭く敵に襲い掛かる。グングニルを発動された魔法使いは死亡する。
ボスへのカウンターも有効に
これまでは下等魔物に対してのみ有効だったカウンター攻撃だが、本作では人型魔物に対しても発動可能となっている。人型魔物の強力な攻撃を見切り、タイミングを合わせてカウンターをお見舞いすれば、大ダメージを与えることができる。
新やり込み要素「白紙ページ」でランダムクエスト生成が可能に
本作では、供物を捧げることによってリブロムの記憶を蘇らせることができる。つまり、自らクエストを生成することが可能なのだ。これにより、要請録にはない組み合わせのジェミニクエストや高難易度クエスト、そもそも要請録には出現しない魔物の討伐クエストを生み出したりすることができる。
さらに報酬では、供物に加え、通常の要請録では手に入らないアクセサリーなども出現する。生成するクエストの難易度はプレイヤーが選択できるが、難易度の高いクエストを生成するためにはレアな供物を捧げる必要があるので、その点は覚えておこう。
一度生成したクエストはストックして何度もプレイできるが、ストックできる数は決まっているので、供物の余裕などを見つつクエストを作り出していくとよさそうだ。マルチプレイで仲間を誘ってプレイすることも可能なので、レアな組み合わせやレアな供物が入手できるクエストが出現したら、共闘してクリアを目指そう。
クエスト内容を変化させるやり込み要素「噂の紙片」も
クエストにまつわる新要素として、「噂の紙片」と呼ばれるアイテムも登場する。これは噂の紙片を台紙に貼り付けることで、その噂の内容がクエストに反映されるというもの。
紙片に書かれる噂の種類は多種多様で、入手方法もさまざま。何度もプレイしたクエストも、噂を活用することで変化が生まれるため、やり込み要素がアップしているぞ。ただし、噂の紙片は回数制限があるので、「これぞ!」と思うクエストを選んで使うようにしたい。
また、一度に貼り付けられる噂の紙片にも制限がある。クエストに及ぼす影響が大きいほど噂の紙片も大きくなるので、何枚も貼ることができないのだ。
噂の例
1.「進撃の噂」…人型魔物が弱体化する。どうしても達成したい要請がある時に便利な噂。
2.「欲深き者の噂」…人型魔物の貴重な魂・気の入手確率が高まる。
3.「財宝蝸牛の噂」…経験値の高いレア魔物「オリハルコン」が出現しやすくなる。
4.「渇望せし者と百鬼夜行の噂」…魔物が凶暴化する。さらなる高難度クエストに挑みたい熟練者向けの噂。もちろん、高難度クエストの場合は報酬もレアな物が手に入りやすくなる。
噂の取引も行える「万屋の取引帳」
ボーマンとその兄弟が切り盛りする万屋では、供物を使った取引や噂のやり取りなどが行える。万屋と言いながらも大量の酒瓶が並んでおり、魔法使いたちの憩いの場になっている気もするが…その分、ボーマンの兄弟以外にもさまざまな魔法使いたちが顔を出すこともあるだろう。
ボーマン:交換条件を果たすことで「衣装」を入手することができる。
リオネス(ボーマンの妹):「手相」を見て魂と気の状況に応じて「噂」を聞かせてくれる。
パーソレープ(ボーマンの弟):供物と「噂の紙片」を交換してくれる。
パーサント(ボーマンの弟):兄弟の中でただ一人魔法使いでは無い雑用係。
オンラインには「勢力争いモード」が登場
生贄を生業とする秘密結社「アヴァロン」、救済こそ正義と信じる信仰組織「サンクチュアリ」、そのどちらも否定する新たな集団「グリム」。強大な魔物の前ではやむを得ず共闘することもある三勢力だが、思想の違いによる根源的な対立が存在し、組織同士の争いは絶えない。
得意とする魔法の種類など、法使いの性能は各組織に応じて異なり、プレイヤーは三つの勢力から自分の所属組織を選択することとなる。どの組織に所属するかは、プレイヤーの選択次第だ。今作では全国のプレイヤーのプレイデータを基に、オンライン上で組織間の勢力争いが描かれる。
さらなる力を求める魔法使いに向けた「代償変換の儀式」
魔法使いは魔物を生贄することによって「魔力」レベル、救済することによって「生命」レベルを上げることができる。合計最大値は100までだが、その中の割合はプレイヤー自身が決められる。そのため、生贄を続ければ魔力と生命の割合を「99:1」とすることも可能だ。
そして今作では、レベル100以上の力を手に入れることもできる。それを実現するのが、新要素「代償変換の儀式」だ。100まで上がったレベルを捧げることで、自らの心臓に打ち込める「特別な刻印」が手に入る。これを利用しないと倒すことができないほど強力な魔物も登場するようだ。
NPCの進化ポイント
「ソウル・サクリファイス」シリーズでは、倒した魔物を生贄にせず救済することで、人間に戻った元魔物をプレイヤーの仲間としてクエストにつ入れていくことができる。
今作ではその同行者のAIが大幅に強化されているのに加え、信頼度を上げることで戦闘力が上がるようになっているぞ。強くなったNPCを連れていけば、シングルプレイで遊ぶ際に頼りがいのある存在となってくれそうだ。
自由度とやり込み度が増したキャラクターカスタマイズ
「ソウル・サクリファイス」の世界は、“ある魔法使い”の日記に書かれている世界。いつでも内容を書き換えることができ、前作ではキャラクターのコスチュームや顔の色・形だけでなく、性別まで変更することができた。
さらに今作では、そのキャラクターカスタマイズパート「我が肖像」が大幅にパワーアップ。コスチュームの数が増え、上下で別のコスチュームが設定可能になっているほか、女性キャラクターは骨格・顔共により女性らしくといった進化を遂げている。
また、新たにアクセサリーが追加されており、その数も100種類以上と膨大。中には人型魔物に由来するアクセサリーも存在するぞ。ただし、これらのアクセサリーは非常にレアで、コンプリートするにはかなりのやり込みが必要だという。腕自慢の魔法使いたちは、収集にも力を入れてみよう。
キャラクターカスタマイズの幅を広げる新たなコスチューム
キャラクターをカスタマイズできる「我が肖像」では、新たなコスチュームが多数登場する。今回は新たに追加されるコスチュームの中からグリム勢力の衣装デザインが公開となったぞ。黒を基調とするアヴァロン、白を基調とするサンクチュアリに対し、グリムは緑や紫など、さまざまな取り入れた衣装が多い。そのファッションからも、彼らのパンク精神が感じられる。
「ソウル・サクリファイス」からの引継ぎ要素
前作からは、「衣装」「供物」「刻印」「禁術」「魂」「気」「リブロムの涙」「同行者(ストーリークエストのNPC)」「ストーリークエストのクリア状況」を引き継ぐことができる。
右腕のレベルについてはリセットされ、全てのプレイヤーが0からのスタートとなるが、引継ぎ時点でのレベルに応じて、経験値取得率が上がる噂の紙片が付与される仕組みとなっている。
※「供物」「魂」「気」は1種類10個までが上限となります。
※「リブロムの涙」は10,000までが上限となります。
※「要請録」(フリークエスト)はクエスト内容が刷新されているため、クリア状況は引き継がれません。
新マップの設定
「ラプンツェル」
その都市は、生まれてくる子供がみな見事な金髪で、多くが美形であった。
絶世の美女ばかりが住む楽園のような都市がある――
そんな噂を耳にした下品な金持ちたちが、下品な欲望を膨らませるのは避けられなかった。
結果、その都市では人攫いが横行し始めた。
都市に住む、ある一人の母親が願った。
自分の命はどうなってもいい。娘を人攫いから守りたい……。
魔法の力に訴えた母親。肉体が変化を見せる。
首が伸び、周囲の木や家よりも高く伸びていった。
頭蓋骨が変形し、そこが居住空間となった。
娘が外に出たい時は、母親の金髪が梯子代わりになる。
部外者が来たときは、その金髪が逆立って、誰も入れない。
真似する者も現れ、娘たちを「匿うため」の奇妙な住まいが、村中に乱立した。
こうして都市に平穏が訪れようとしていた。
美人揃いの都市の中でも、ひときわ整った顔立ちの娘がいた。
外出が制限された生活に、不満が積み重なっていく。
恋をしてみたい――
娘は、母に「嘘」をついて、頻繁に外へ出るようになった。
近くを通りかかった旅人と恋に落ちた。
しかし、この行いが異形の母親に知られてしまった。
母親は、罰として、娘をさらに外界から遠ざけることにした。
娘を乗せたまま、首をさらに伸ばしたのだ。
これに黙っていなかったのは、娘に恋をした旅人だ。
なんと、旅人まで「自身の首」を伸ばし始めたのだ。
逃げる母親。追う旅人。
首の伸ばし合いは、彼らの命が尽きるまで行われたという。
こうして、二本の首が絡まり合いながら上空に伸び、不思議な塔が出来上がった。
お菓子の家
飢饉のせいで、森に捨てられた兄妹がいた。
彼らは飢えを凌ぐため、自身の身体を菓子に変えた。
菓子になったことで、飢饉の原因となったイナゴに食われかけた。
しかし、むしろ嬉しかったという。
両親に捨てられ、誰にも必要とされていないのかと思っていた。
このイナゴたちは必要としてくれる。
生まれ変わったら、このイナゴたちと家族になりたい――
その願いが、兄妹の身体にさらなる変化をもたらした。
「村を追いだされた兄妹」だからこそ、強く求めていた。
「新しい家族」と、「帰るべき場所」を。
菓子でできた家がたくさん生まれ、街のような外観ができあがった。
飢饉に苦しむ人間たちが、その菓子の街へ頻繁に迷い込む。
あるいは、その甘い香りで、街の方から誘い込んでいるとも言えるだろう。
兄妹は寂しかったのだ。両親から捨てられたあの日からずっと。
迷い込んだ人間は、大量の菓子を見て、狂喜する。それが罠だとは知らずに。
菓子の家の扉から、巨大な腕が伸びくる。
捕えられた人間は、新しい菓子に変えられてしまう。
別の扉から、兄妹の巨大な顔が現れ、菓子になった人間を仲良く貪るという。
兄妹の顔は、まるでイナゴのようだ。
それは、彼らの願いが叶い、その害虫たちと家族になった「証」なのだろう。
(C)Sony Computer Entertainment Inc.
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