カプコンが2016年2月25日に発売したニンテンドー3DS版「ロックマン クラシックス コレクション」。本作で新たに追加された「チャレンジ」モードを紹介する。
「ロックマン」シリーズは、世界征服を企む科学者Dr.ワイリーの野望を阻止するために、工業用ロボット製作の第一人者であるライト博士が作った戦闘用ロボットのロックマンが戦う横スクロールアクションだ。
1987年に発売された初代「ロックマン」以降、次々に続編が発売されており、PS3/Xbox 360/Wiiのダウンロードソフトとして2010年に発売された「ロックマン10」がシリーズとしては一番新しいタイトルとなっている。このほかにも「ロックマンX」シリーズ、「ロックマンDASH」シリーズ、「ロックマン エグゼ」シリーズなど、さまざまな派生タイトルが発売されている。そんな歴史の長い「ロックマン」シリーズの初代から6までを収録しているのが、2016年2月25日に発売された「ロックマン クラシックス コレクション」だ。
初代から6までが発売当時の状態で遊べるだけでなく、本作にはステージやボス戦などがミックスされた「チャレンジ」モードが新要素として追加されている。今回は「チャレンジ」モードの概要とステージの特徴などについて紹介する。
50以上のステージに挑戦!
本作から追加された「チャレンジ」モードは、本作に収録されている初代から6までのステージやボス戦をミックスさせたステージがプレイできる。最初は限られたステージしか選択できないが、「チャレンジ」モードのステージを一定数クリアすることで、そのほかのステージが次々に解放されていく。また本モードのやり込み要素として、そのステージのクリアタイムに応じた勲章が入手可能だ。
ステージは、初代のステージをミックスした「ロックマン STAGE REMIX1」やロックマン2のステージをミックスした「ロックマン2 STAGE REMIX1」などが存在する。歴代シリーズの各ステージを再構成した作りになっており、「ロックマン2 STAGE REMIX1」なら、エアーマンステージの雲に乗っているカミナリゴローを倒してからジャンプして進む場所や、ウッドマンステージの犬型ロボットのフレンダーを複数匹倒す場所が登場。それらの場所がすべてつながっているので、同じステージをプレイしていても常に新鮮な気持ちで挑むことができる。
「チャレンジ」モードのボス戦は倒せば終わりというわけではなく、ロックバスターのみで戦ったり、複数のボスを倒したりとさまざまな条件で戦うことになる。ボスはそれぞれに弱点武器があり、基本的に行動パターンが決まっているので、まずはそれを把握する必要がある。このほかにも、イエローデビルやメカドラゴンなど歴代のワイリーステージに登場するボスを倒すタイムアタックもあるので、自身の実力を試してみるといいだろう。
「ロックマン」シリーズでは、シリーズが進むにつれて、チャージショット(溜め撃ち)やスライディングなどの操作が追加されてきた。タイトルごとの操作方法は「チャレンジ」モードでも適用されるので、ステージやボスによってチャージショットやスライディングが使えない場所がある。プレイしているステージやボスが登場するのは、どのシリーズなのかを把握するのが重要になってくるだろう。
「ミュージアム」モードでロックマンの世界観を楽しもう
本作には、初代から6までの設定資料が見られる「ミュージアム」モードが収録されている。各タイトルのFC版のパッケージイラストや説明書などの画像をはじめ、ステージのイメージ図や敵の設定資料などを見ることができる。また、プレイヤーが応募したボスの画像や、企画段階で採用されなかったイラストなども収録されている。
そのほかにも、「サウンド」モードが搭載されており、オープニングやエンディングなどのBGMだけでなく、各種ステージやボス戦の曲などを視聴することも可能だ。
ロックマンの歴史を体感しよう
今回は新要素であるチャレンジモードを中心に紹介したが、本作には初代から6までがプレイできるので、かなり長く遊ぶことが可能だ。また、ゲームの仕様が昔のままなので、画面をスクロールさせて敵を消すというFC版ならではのテクニックも使用できる。
ロックマンがどのように進化していったのかが、わかるような仕組みになっているので、昔を懐かしみたい人や、歴代シリーズに触れたことがない人は、ぜひプレイしてみてほしい。