5pb.が2016年3月3日に発売したPS Vita用ソフト「ご注文はうさぎですか?? Wonderful party!」のプレイインプレッションをお届けします。

目次
  1. まずはキャラクターを紹介!
  2. みんなでチノの誕生日を祝う第1部の流れを紹介!
  3. ココアとほかのキャラクターとの仲睦まじい姿を堪能!
  4. 第2部ではルート分岐した女の子の視点で楽しめる!

「まんがタイムきららMAX」(芳文社)に連載中のKoi氏による人気コミック「ご注文はうさぎですか?」。2014年4月にテレビアニメ化されると、可愛らしいキャラクターたちはもちろんのこと、OPテーマ「Daydream café」からもじった“心がぴょんぴょんする”というキーワードなどで盛り上がり、一躍人気を獲得しました。

その記憶も冷めやらぬまま、2015年10月より第2期アニメとしてスタートした「ご注文はうさぎですか??」。残念ながら放送はすでに終了してしまいましたが、彼女たちの日常をまた楽しめるゲーム作品、「ご注文はうさぎですか?? Wonderful party!」がいよいよ発売を迎えます!

ここでは、アニメをきっかけにすっかり“ごちうさ”ファンの仲間入りをした筆者による、プレイインプレッションをお届けしていきたいと思います。先に言っておきますがこのゲーム、破壊力バツグンですよ!

まずはキャラクターを紹介!

“ごちうさ”のファンの方々であればもちろんご存知だとは思いますが、まずは本作に登場するキャラクターたちをおさらいしておきましょう。

ココア CV:佐倉綾音

誕生日:4月10日
血液型:B型
身長:154cm

高校入学を機に、木組みの家と石畳の街にやって来た女の子。喫茶店ラビットハウスに下宿し、チノの事を本当の妹のようにかわいがっている。かわいいもの、もふもふしたものが大好き。パンを焼くのが得意で、将来はパン屋さんかバリスタか街の国際弁護士……?

チノ CV:水瀬いのり

誕生日:12月4日
血液型:AB型
身長:144cm

喫茶店ラビットハウスの一人娘。お姉ちゃんぶるココアに呆れたりしているけど、嫌いじゃない……? コーヒーに詳しいしっかり者で、夢は立派なバリスタになること。かわいいもふもふした動物が好きだけど、懐かれない体質が悩み。

リゼ CV:種田梨沙

誕生日:2月14日
血液型:A型
身長:160cm

喫茶店ラビットハウスでアルバイトをしている女の子。軍人である父の影響で銃を携帯していて、日常生活でもついつい軍人気質な行動を取ってしまう。でも心の奥では乙女で、かわいいものももちろん大好き。シャロと同じお嬢様学校に通っている。

千夜 CV:佐藤聡美

誕生日:9月19日
血液型:O型
身長:157cm

和風喫茶「甘兎庵」の看板娘で、ココアのクラスメイト。見た目通り大和撫子な性格だけど、メニューに 奇抜な名前をつける趣味を持っている。結構ノリもよく、ココアととっても気が合うようだ。シャロとは家がお隣で幼馴染み。何かと気に掛けている。

シャロ CV:内田真礼

誕生日:7月15日
血液型:A型
身長:151cm

喫茶店「フルール・ド・ラパン」でアルバイトをしている女の子。気品溢れるお嬢様らしい姿とは対照的に、庶民的な暮らしをしている。苦手な野良うさぎから救ってくれたリゼに憧れ、慕っている。カフェインで酔ってしまうので、コーヒーを飲むと大変なことに……!

ティッピー CV:清川元夢

ラビットハウスの看板うさぎ。いつもチノの頭の上にいて、ときどきダンディな声で喋ったりするけど、チノの腹話術。ということになっているけど、正体はチノの祖父であるラビットハウスのオーナーらしい……?

チノの父 CV:速水奬

チノの父。夜のラビットハウスでバーのマスターをしている。ダンディな容姿と立ち居振る舞いだけど、チノやココアのためにかわいいお弁当を用意したり、千夜が驚くほどおいしいスイーツを作ったりする。

マヤ CV:徳井青空

誕生日:8月8日
血液型:O型
身長:140cm

チノのクラスメイト。人懐っこい性格で、誰にでも砕けた雰囲気で接する元気いっぱいな女の子。チノ、メグと3人まとめて「チマメ隊」と呼ばれている。チノたちを引っ張るチマメ隊のムードメーカー。リゼに軍事関係者と勘違いされ、親近感を持たれているようだ。

メグ CV:村川梨衣

誕生日:11月2日
血液型:A型
身長:145cm

チノのクラスメイト。おっとりした心優しい性格で、ちょっと不器用なところもある。マヤとは幼馴染みで、いつも一緒。元気なマヤのブレーキになったり、アクセルになったり……? 優しくて、その上おいしいパンを作れるココアに憧れている。

青山ブルーマウンテン CV:早見沙織

誕生日:10月27日
血液型:B型
身長:163cm

ラビットハウスや甘兎庵でよく仕事をしている小説家。落ち着いた雰囲気の女性だけど、喫茶店の店員さんを机の下から覗いたりとお茶目な一面も持っている。昔、ラビットハウスでマスターに小説の意見をもらっていた。

みんなでチノの誕生日を祝う第1部の流れを紹介!

本作では、アニメで描かれた物語の始まりから数ヶ月を経た冬を舞台に、主人公・ココアの視点でラビットハウスの日常が描かれていきます。物語は2部構成となっていて、第1部では12月4日に誕生日を迎えるチノを祝うべく、ココアたちがラビットハウスを盛り上げようとする姿が描かれます。そして第1部で最も仲良くなったキャラクターとのエピソードを中心に、クリスマスパーティへ向けて準備をする第2部へと進んでいきます。

第1部では、チノの誕生日である12月4日までの3週間でラビットハウスにお客さんを呼びこむため、ココアたちは毎日コスプレをしてチラシを配ろうという作戦を立てます。平日は喫茶店でのアルバイトと並行してコスプレでチラシを配り、休日は街のさまざまな場所を歩き回り、ほかのキャラクターたちと親交を深めていきます。

喫茶店パート

まずゲーム進行において重要となるのが、ココアを操作して、ラビットハウスに来店したお客様を席に案内、注文した飲み物を配膳する喫茶店モードです。プレイ開始前に提示される条件に対して、制限時間内に達成すると店の評判が上がっていくのですが、当然お客様の要望通りに配膳ができないと怒ってしまい、最終的に評判が下がってしまうことも。

このモードについては、十字キーでの操作とタッチスクリーンの操作、いずれも可能となっています。一度注文されるとチノが順々に淹れた飲み物をカウンターに置いてくれるのですが、徐々に古いものから右に流れていくため、店内に入ってきた順番を把握しておくと、混乱を防げるかもしれません。また、一度間違えてしまった場合は、チノが再び整理して置いてくれるので、一度頭を切り替えるのもいいでしょう。

(画面左)一時停止、ヒント、タッチ場所の表示などのボタンも活用していきたいです。

チラシ配り

喫茶店モードが終わると、そのままチラシ配りへと移ります。ここでは、チノ、リゼ、千夜、シャロのいずれか1人をパートナーとして選択、その上で選択可能なコスチュームから1つを選んで、一緒にチラシ配りをすることになります。連続して同じコスチュームを選ぶことはできませんが、着こなし度が上がっていくことで発生するイベントも変わるので、コスチューム選びは悩みどころの一つです。

多彩なバリエーションのコスチュームが登場。

もちろん、チラシ配りでの着こなし度や衣装ランクも、喫茶店パートと同様にお店の「知名度」に影響します。この知名度は、チノの誕生日のグレードが変化したり、キャラクタールートのエンディングが変わるといった要素もあるので、ないがしろにせず、日々しっかりと評判を高めていきたいところです。

移動モード

そしてもうひとつ、土日に限り、1日2回まで街中を移動できる「移動モード」が用意されています。6ヶ所ある移動先からひとつを選ぶと、その先でキャラクターに出会うことができます。そこではさまざまなエピソードを楽しめるのはもちろんのこと、途中で発生する選択肢によっては、キャラクターの親密度にも影響します。そのキャラクターがどんな子かを意識して、受け答えをするといいのではないでしょうか。

パジャマパーティー

そして一週間の終わりである、日曜日の夜には5人で集まってのパジャマパーティーが行われます。当初はチラシ配りの反省会や作戦会議を目的としたお泊り会であったはずなのですが、ついつい雑談に花を咲かせたり、みんなでゲームを楽しんでしまうのはこの年頃ならではでしょうか。一日の最後には2人で一緒に寝るシーンも用意されていて、その日を振り返る2人の会話が楽しめるのはもちろん、そこでの選択肢によって親密度が上がります。

ココアとほかのキャラクターとの仲睦まじい姿を堪能!

第1部をプレイしてみての感想としては、とにかく女の子同士の会話やコミュニケーションのやり取りが可愛い! 終始ニヤニヤしながらその様子を眺めていましたが、そんな私の気持ちの内を聞いたところで何も嬉しくないと思うので、プレイする上でオススメしたいとポイントを紹介します。

まず、本作の基本的なところとして、ココアも含めた女の子たちをフラットな目線で見れることが大きいです。ココア自身はテンションの浮き沈みが激しい女の子で、周囲を巻き込みながらもチノの誕生日に向けて突き進んでいくのですが、それを見守るみんなの目、みたいなものが発生するイベント内に溢れています。

もちろん、第2部でのルート分岐が用意されている4人(チノ、リゼ、千夜、シャロ)だけでなく、マヤやメグ、青山さん、そしてチノの父やティッピーも、時に同じ目線で、時に見守るように関わってきて、原作やアニメが持つ優しい雰囲気が感じられるのは嬉しいところです。

その上でチラシ配りやパジャマパーティーを通した、ココアとチノ、リゼ、千夜、シャロのいずれかとの2人きりのイベントも存分に楽しめます。お互いの関係性も含めて会話を見ていくと、より2人の仲の良さが垣間見えるのではないでしょうか。

第2部ではルート分岐した女の子の視点で楽しめる!

第2部では、さまざまなイベントを経て最も親密度を上げたキャラクターのルートへと分岐します。今度はクリスマスパーティへ向けた準備となっていくのですが、ここではココアの視点からそのルートのキャラクターの視点へと切り替わります。そしてここでは親密度に変わり、友情度がアップしていく仕組みとなっていて、その状態によってエンディングが変化するので、選択肢には注意しましょう。

今回筆者はチノルートをプレイしてみたのですが、誕生日を祝ってもらったチノが、今度はクリスマスパーティをみんなに楽しんでもらいたいと頑張る姿はときめくこと間違いなし! ここは言葉を取り繕ってもしかたがないので、ぜひその姿を味わってみてください。

さらに、第1部の終了時にラビットハウスの知名度が最大になっていると、特定のキャラクターとのストーリーではない、「みんなで過ごすストーリー」へと移行します。こちらは優先度がキャラクターストーリーよりも低く、かつ1周目では移行することができないので、全てのキャラクターとのストーリーを満喫した上で、見てみるといいのではないでしょうか。

というわけで、駆け足気味に紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。個人的な感覚ではありますが、女の子同士の仲の良さを存分に感じられる、温かみのあるストーリーが楽しめると思います。彼女たちの一挙手一投足に“心をぴょんぴょん”させながら、ぜひゲームを楽しんでみてもらえればと思います!

ご注文はうさぎですか?? Wonderful party!

5pb.

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  • 発売日:2016年3月3日
  • 全年齢対象

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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