カプコンは本日2月20日、幕張メッセで行われた「ジャパン アミューズメント エキスポ 2016(JAEPO 2016)」にて、2016年に稼働を予定している「CYTUS Ω」のスペシャルステージを開催した。

プロデューサー・小林真也氏よりゲームのコンセプトや概要が語られた2月19日のステージに続き、今回のステージでは、世界観やキャラクター、楽曲といったゲームを構成する要素について、アシスタントプロデューサーのてらま氏が、ゲストを交えて紹介していった。

第1部では加隈亜衣さんをゲストに迎え、ゲームの世界観と加隈さんがボイスを担当するナビゲーションキャラクター・MIUに関するトークが展開していった。

MIUのナレーションによる世界観を伝えるムービーも公開。
(左から)加隈亜衣さん、てらま氏

まずは、本作の世界観設定について、アプリ版に登場する楽曲「New World」のさらに未来を舞台背景としてストーリーが繰り広げられていくことが紹介。そのストーリーに登場するキャラクターが、加隈さんがボイスを担当するMIUと、MIUに名付けられたウサギ型ロボットのオモチだ。この2人について現状で発表できる情報は少ないそうだが、ストーリーが展開していくことで明らかになっていくという。

加隈さんが初めてMIUを見た時はまだ横顔のイラストしかなく、まだキャラクターの設定が固まっていなかったことから、ボイス収録の際も感情をあまり出さないようにという部分をベースに、手探りで進めていったそう。てらま氏によると、その時点でMIUという名前は決まっていたそうで、その由来は水のイメージからだという。実はMIUという名前自体に意味合いがあるそうなので、そのあたりも気になるところだ。

収録時のエピソードに花を咲かせる中、会場でPVや実機でのプレイなどを見ての感想を聞かれた加隈さんは、世界観と音楽のカッコよさに触れつつ、それに負けないようにMIUも頑張らなければいけないと話す。同時に、MIUの魅力をこれから自分でも探していきたいと抱負を述べた。

その後は来場者から直接質問をぶつける時間が設けられ、「MIUはどこで生まれたのか?」という物語の核心に触れるような質問から、「MIUはプレイヤーのことを何と呼んでくれるのか?」という、プレイヤー目線で気になる質問が寄せられた。ちなみに、MIUの一人称は“私”、プレイヤーのことは“あなた”と呼んでくれるそうだ。

稼働されたらプレイしているところを見に行きたいと話す加隈さん。あまり音ゲーはプレイしていないそうだが、
ステージ前には「加隈さんでもできると思います」と言われたとか。

続く第2部は、アプリ版から楽曲を提供しているコンポーザーのTsukasa氏、Kiryu(桐生)氏、ginkiha氏、そして「CYTUS」サウンドディレクターであるRayarkのIce氏が参加し、「CYTUS Ω」の新曲を含む、収録楽曲にまつわるトークを展開していった。

(左から)Tsukasa氏、Kiryu(桐生)氏、ginkiha氏、Ice氏
会場に来れなかったYamajet氏からもメッセージが寄せられた。

楽曲制作のポイントや、それぞれの楽曲制作のルーツなどが語られる中、今作で新たに収録される楽曲についても言及。Tsukasa氏の影響を受けたというginkiha氏の「Astraios」は自身が普段作るテイストの曲になっており、Kiryu(桐生)氏の「Infinite Wonderland」は遊園地の廃墟にインスピレーションを受け、その中に生きているものの側面を表現したという。

そしてTsukasa氏も新曲を用意しているそうで、自身のポリシーでもある綺麗なイメージは残しつつ、今回はピアノを入れないことでカッコよさ、疾走感を表現しているとその特徴を説明。また、初期のロケテストから収録されていたものの、なかなか解禁されなかったというIce氏の楽曲「citanLu」についても触れられていた。

さらにステージでは、これまで「CYTUS」に楽曲を提供してきた“Persona”がTatsh氏であることが紹介され、イメージ映像とともに新曲「ARMA」の収録が発表、Tatsh氏自身も壇上に姿を現す。「ARMA」の制作についてTatsh氏は、実際にロケテストの会場に足を運び、プレイヤーの遊んでいる姿を見てから、それを元に楽曲制作に取り掛かったとエピソードを明かす。

描き下ろしのジャケットも公開。 Tatsh氏

そして今回は特別に、来場者のひとりにまだ公開前の「ARMA」のゲームプレイをしてもらい、その様子を映像で見ることに。プレイした人はすでに手馴れている様子でプレイを進めていったが、楽曲特有の譜面の切り替わりに対応が遅れ、惜しくもクリアならず。すべての指を活用することが、クリアするためには必要になってくるそうだ。

最後はゲストの面々より来場者へのメッセージが寄せられ、ステージは終了となった。

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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CYTUS Ω開発中止
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